いやぁ・・・今月号の日経PCは目からウロコです。
15年程パソコンの修理を行っておりますが、もうすぐ1万台程のパソコンを修理した事になりそうです。そんなパソコンの知識は、現場で積み重ねた経験で応用を繰り返しているうちにプロになってしまったのですが、一人でどれだけの経験値を培っても限界は生じるもので、たまに同業者からの意見交換会などには参加しますが、大抵は【あるあるネタ】で、確信を突く修理の方法は出尽くされているからか、最近では参加してもそれほど意味がないのかな、と思っています。
また、過去の栄光や経験を誇示する方は既に引退された方も多く、現役プレイヤー人口も少なくなった事もあって、昔の知識を参考に紐付け出来るヒントこそあっても、現在起こりうるパソコンのトラブルを解消させるための情報は、大抵がインターネットに掲載されている内容頼りとなり、その記事の内容をコピペするように修理することが増えてきた気がします。
スクラップ記事収集はEvernoteで保管もあり
そんな時代でもネットの情報にはない、またはネットの情報で埋もれていた難儀な説明を分かりやすく解説してくれる書籍や雑誌が希にポツポツと現れるんですよね。それが今回の日経PC21の3月号となるのですが、私はiPadで【dマガジン】のアプリで愛読しておりますが、気になる所はスクラップ(スクリーンショット)を行って、【Evernote】で保存してタイトルと検索しやすいタグを含めて情報を収集しています。
これらは、お電話でのご相談内容だけで原因を特定して即答出来たりできるのは現場での経験値(肌感)なのですが、修理で解決出来ない問題はネット記事かスクラップ記事に頼るしかないのです。
そんなスクラップ記事でも、非常に参考になるのがこの日経PC21とう雑誌なのですが、初心者に向けて書かれている内容がほとんどに感じますが、時代は既に2021年となっていますので、中級者〜上級者までもが愛読出来る内容も記事にちりばめられている事も知るべきかと思います。
手に取れる雑誌を買うのもいいかも
今月号(2021年3月号)はタイトルが「PCトラブル自力解決塾」という事もあって、比較的初心者が読みそうな内容とはなっておりますが、起動が出来なくなったWindows10に対して「これすればデータを救済できる」などの内容は、本当に知らなかった内容ばかりでしたね。
他にも今号は「Windows10徹底活用バイブル」という付録も付いている事から、初心者向けでもあり中級者にとっても「パソコンを紛失したときにこうすれば検索できるのか・・・ふむふむ」などの情報もあるので、これが1,000円を切る価格でされているのが信じられない程の内容となっておりました。
パソコンを自作したけどWindowsが起動出来ない、原因不明のブルースクリーン問題が発生しているなど、現在では若者の自作PCユーザーが増えた事からこのような高齢者が読みそうなものと勘違いされそうな雑誌ですが、一番参考になるのはこのような雑誌だと思っています。
ですので、ご興味があればご覧頂ければ良いかなと、dマガジンを契約されている方はすぐにでもお読みになれますが、別冊の付録目的で購入しても良いかもしれませんねー