東芝製ノートパソコンから発煙したとのご相談がありました
某日、一本の電話がありまして、「ノートパソコンから出火したのですがこの後何をすれば良いのでしょうか」というご相談を頂きました。メーカーをお聞きすると東芝製、もしかすると先日ニュースで取り上げられていた内容の「東芝製パソコン用ACアダプターの交換・回収について(発煙・発火の恐れ)」に該当するかをお聞きしてみましたが当てはまらないとの事。これは一体何が原因なのでしょうか。
電源コネクタから発煙
今回ご相談を頂きましたパソコンは、電源コネクタから発煙したとの事。まずはメーカーに確認する必要がありますが、お客様が心配されるのはパソコンの原因ではなく、発火の恐れを懸念されておりましたので、「バッテリーを取り外してください、それでまずは安心です」とお伝えした後に簡単なヒアリングを行いました。
購入したのは5〜6年前のWindows7搭載パソコンとの事。当店としては発火の原因はホコリが考えられる事もありますが、そもそも静電気から発煙になる条件としてはコンデンサの故障とも考えられます。あくまでもお電話での診断ですので、想定される事を全てお伝えしましたが、お客様とhしてはこれ以上のご利用は控え、メーカーに修理を依頼するか買い換えるかをご検討されることの事です。
発火を防ぐにどうすればいいのか?
お電話を終えた後、このブログを書いているのですが、最近のノートパソコンの安価な作りが代償になったのかも・・・と思ってしまいました。もちろん過去にも発火や発煙はありましたが、この様な企業側から通達がある段階で品質としてはXP全盛期よりも耐久性は低く感じられるのは当然の事でですよね、なにせ安いんですから。
当店では稀にノートパソコンの電源コネクタが交換出来る機種に限っては、中古で継続的にお使いになる場合は交換をオススメしているか交換しております。(以下の画像はUSBコネクタが破損したついでに交換した図です)
車でもテレビでも発煙または発火の恐れがあればリコールの対象と原因を探れるのは最近では企業側が率先してホームページや新聞などに告知をして下さる事で判断出来ますが、全ての発煙や発火が不良品が原因ではなく使い方次第で起こり得る内容ですので、普段から精密機器に関してはホコリの除去や、ホコリが溜まりにくい環境を作る事を心がけて頂ければ大事な機器を失うきっかけが少なくなりますので、せめて3ヶ月に一回は清掃をオススメします。