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高齢者からも支持を集めているいるブラウザ「Brave」とは?

高齢者からも支持を集めているいるブラウザ「Brave」とは?

最近ではお客様のパソコンにWebブラウザの「Brave」がインストールされている環境を多く見かけるようになりました。それが意外にも導入者の大半が高齢者の方が多く、先進的なアプリケーションソフトであるにも関わらず、なぜ導入しているのかをお伺いしてみました。

Braveは広告ブロッカーを標準装備

まず数人の方にお聞きするとこれが結論かと思いました。

広告を消してくれるんだよね

このBraveの最大の魅力は広告ブロッカー機能であり、このブラウザの導入する唯一のメリットでもあります。

Braveが生まれたきっかけ

BraveはGoogle Chromeと同じオープンソースのプロジェクトであるChromiumをベースに開発されています。Chromiumベースであるため、BraveはChrome用の拡張機能やプラグインをほぼそのまま利用でき、ユーザーインターフェースや動作もChromeに似ています。

そもそもBraveが生まれたきっかけもウェブブラウジングにおけるプライバシーの問題や広告モデルに対する批判からで、Braveの共同創設者でありJavaScriptの発明者でもあるBrendan Eich氏は、インターネット上でのユーザーのプライバシーが侵害されていることに懸念を抱いていたようです。

そのEich氏は、広告がブラウジング体験を遅くし、ユーザーのプライバシーを脅かす原因となっていると考え、ユーザーのプライバシーを保護し広告モデルを再考するためにBraveが開発された事がきっかけのとの事。

高齢者は広告ブロックを設定する方法を知らない

誰が高齢者にBraveを広めたかは定かではありませんが、お子様もしくはお孫さんがインストールしてくれたのだと考えましたが、導入を行う理由は高齢者の方が「他のブラウザでも広告ブロックが出来る」という事を知らないからだと考えます。

そこでBraveの「広告ブロッカーの標準装備」という機能が採用された理由でもあると思いました。

ポイ活に変わるBAT活

また高齢者はコツコツとポイントを集めるのが好きな傾向にあり、一昔前では「げん玉」というアンケートを答えるだけでポイントが貯まるサイトで、毎日アンケートに答えたりや広告を観る事で商品券と交換していた方がおりました。

このBraveというブラウザはそれに似て非なるものにはなりますが、ユーザーが広告を表示することで報酬として暗号通貨「Basic Attention Token (BAT)」を得ることができます。

この仕組みは、従来のオンライン広告モデルを再構築し、ユーザーのプライバシーを守りながら広告主、クリエイター、そしてユーザー全員に利益をもたらすことを目指しているようです。

1. 広告視聴: Braveブラウザは、ユーザーのプライバシーを保護しつつ、興味に基づいた広告を表示。ユーザーがこれらの広告を視聴すると、BATトークンが報酬として支払われる。

2. 報酬の利用: 獲得したBATトークンは、ウェブサイトのコンテンツクリエイターやYouTuberにチップとして送ることができ、また一部のサービスや商品と交換することも可能です。

今までは個人には全く恩恵が無かった「Web広告」が、広告観るだけで暗号化資産として個人に報酬を与えられるという画期的な仕組みがBraveに備わっているようです。

BraveでBATトークンを得るにはアカウント登録が必要です

BATトークンでどのようなものを交換出来る?

では、BAT(Basic Attention Token)を貯めるとどのようなものと交換出来るのかを調べてみると以下の内容が該当するようです

ギフトカードやプリペイドカード

一部のプラットフォームやサービスでは、BATをギフトカードやプリペイドカードに交換することができます。これにより、AmazonやAppleなどのオンラインストアで商品を購入することが可能に。

デジタルコンテンツ

BATを使って、ウェブサイトやコンテンツクリエイターにチップを送ったり、特定のデジタルコンテンツ(例: プレミアム記事、音楽、ビデオ)を購入することができます。クリエイターへの直接支援も可能で、YouTubeやTwitchなどのプラットフォームでチップとして送ることができるようです。

暗号通貨取引所での取引

BATはEthereumベースのERC-20トークンであるため、暗号通貨取引所でビットコインやイーサリアムなどの他の暗号通貨と交換することができきるようです。また、法定通貨に換金することも可能との事です。

提携サービスでの利用

Braveが提携している一部のオンラインサービスやプラットフォームで、BATを支払い手段として使用ができるそうです(具体的なサービスについては今後増えそうです)。

まさにポイ活ならぬ「BAT活」が高齢者の間でも活発化しそうですね。

取得出来る具体的なトークン例

少なめの利用: 月に1~2 BAT程度(数十円~百円程度)
平均的な利用: 月に5~10 BAT程度(数百円~千円程度)
積極的な利用: 月に20 BAT以上(数千円程度)

私はこう思いました

高齢者の方は新しい機能には興味がありません、ですが紛らわしさを嫌います。

標準ブラウザのEdge、拡張性や同期に優れているGoogleChrome、どちらも広告が表示されます、それをうっかりクリックしてしまう事でフィッシングサイトが表示される可能性がありますがBraveはそれを標準で補表示にします(完全にブロックする機能を備えているわけではありません)。

そんな事からリスクを軽減する意味でも、また気になる情報を調べている時に追跡型の広告をクリックしてしまう可能性を軽減する意味でも、Braveは非常に有効なソフトである事は間違いなさそうです。

今後は当店が納品するパソコンには「Braveという広告を標準でブロックしてくれるブラウザを入れておきますか?」とお聞きしようかな?と思います。

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