高齢者に高額なOffice付きパソコンを購入させるのは如何なものかと
最近の出来事でこのような事がありました。「パソコン教室に使うパソコンが欲しいのですが、Word2016とExcel2016とPowerPoint2016が入っているもので10万円程度で用意は可能ですか?」との事。
そこで当店でご用意した10万円台でお出しした構成は以下の通り。
これは相当破格なお値段でありましたが、お客様は判断に決めかねるとの事でキャンセルとはなりました。これはパソコンを一度でも購入された方は納得していただける構成だと思うのですが、かなり破格なお値段であることに間違いは無いでしょう。もし家電量販店で購入を行んであれば13万前後でしょうが、お世辞にもスペックが高いとは思えない構成である事は間違いなさそうです。
それで、パワポって何に使うの?
ここで不思議に思うのですが、Officeって純正品を覚える必要は無いんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。大手企業の一部ではMicrosoftOfficeのライセンス料金が高額である事から、無償のOfficeを採用しております。
もしパソコン教室に行く目的が資格であったり、就職先で必須であるのであれば必要だとは思いますが、「初めて使うパソコンだからこそMicrosoftOfficeで覚えておいた方が良い」なんて理由は、誰かとファイルを共有しないのであれば正規品のOfficeを使うという考えは時代遅れのような気がします。
私は6年間MicrosoftOfficeを利用していません、きっともう使用する事はないでしょう。何故ならばExcelの代わりの「Googleスプレッドシート」、Wordの代わりの「Googleドキュメント」、PowerPointの代わりの「Googleプレゼンテーション」を利用しているからです。現代の主流はクラウドですし何より無償で利用が出来る事で全てがこれで補えています。
Officeを無理に使わないことも大事
「それはパソコンを知り尽くしているからこそ出来る事なのでは?」というご意見があるかもしれませんが、これからExcelやWordを覚えるのであれば要領は同じですし、何よりネット環境があればパソコンでもスマホでも利用が出来てデータが消える心配が皆無です。
パソコン教室で行う内容で「Wordで年賀状を作る」とかまだやっているのでしょうか?これって一昔前では年賀状作成ソフトを購入しなくても良いという流れかどうかはわかりませんが、それって郵便局で無償で配布している「はがきデザインキット2019」とか使えば良いだけのお話であって、Wordは「文章だけを書く」機能として使うべき人が使うだけで十分なのですが、なんでも応用していては混乱するかと。
つまり現代ではOfficeは必須ではない環境が増えてきたということです。どうしてもオフラインでもご利用になりたい方は無償のLibreOfficeでも十分に代用できますよ、これでも既存のExcelやWordのファイルは開けますので。
Microsoft Office Home & Business 2016( 正規品 )
CPU : インテル Core i5-8250U プロセッサー
メモリ : 8GB
記憶媒体 : 256GB SSD (M.2) + 1TB HDD
無線 : IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth