とある日に、USBメモリを曲げてしまったとの事でPCで認識しなくなってしまった、という診断のご依頼を頂きまして、拝見をさせて頂きました。
そこで受付を終えようとしたときに
「え?再現として確認して頂けないのでしょうか?」
というお客様のお気持ちは十分理解出来るのですが、これ以上の被害にならない為にUSBメモリを分解し、デジタルスコープで確認させて頂く旨をご説明し一旦お預かりとなりました。
そこで診断した結果は、こちら。
これでは把握出来ないので拡大してみると、プリント基板が金属と一緒に剥離されており、これでは認識もされない状況であることが理解できました。
基板の剥離による破損については修復も出来るものもありますが、出来ない事が多いです。
そのため、この場合ではコントローラーチップと記憶するチップを同一の基板に移植させる事で、データの救済は出来たり、超高額の復旧ツールを使えばデータは取り出せる事がありますが、現実的には諦めて頂くか、同一基板を探して頂くことになります。
本件はまだ継続中ですが、果たして進展はいるになるのか・・・それは運次第です。