
2025年12月8日、夜の23時16分。苫小牧の皆さんなら、あの瞬間の胸のざわつき、今でも忘れていないのではないでしょうか。
私の店舗「 ピシコ」がある苫小牧市も、震度5強という強い揺れに襲われました。震源は青森沖。青森では震度6強。以前の松前町の地震と同レベルということで、ニュースを見た瞬間に、私自身も背筋が冷える思いをしました。
なにより今回の地震は、発表からわずか15秒後に揺れが来たという点が本当に怖かった。「身構える時間がない」というあの感覚。あの“ほんの数秒の無力感”は、多くの方が感じたんじゃないかなと思います。
店舗の状況と、幸いにも「停電なし」
当店では棚が少し倒れたり、商品の入ったポールが曲がったりと、軽い被害はありました。
とはいえ、前回の大規模地震のような「突き上げるような衝撃」は少なく、後片付け程度で済んだのは本当に幸運でした。
そして何より大きかったのが、停電が一度も起きなかったこと。これがあるかないかで、本当に地域の混乱が段違いなんです。
翌日の電話ラッシュ、そして…意外な内容ばかり?
翌朝、お店の電話はもう鳴りっぱなし。「ネットかルーターか?」と身構えた私でしたが――まさかの予想外。
・光回線を今日設置したのにネットが繋がらない
・フォートナイトを遊びたくて、セキュアブートの設定を教えてほしい
・SDカードのデータ復旧はできる?
……地震と全く関係ない内容ばかり。
あの瞬間、ちょっと肩から力が抜けました。「被害が本当に少なかったんだな…」と安心した瞬間でもありました。
前回との違い――停電があるかないかで世界は変わる
思い出されるのが、前回の大きな地震。あの時は停電が長引き、スマホの電池が尽きてしまう方が続出。iPhoneのバッテリー交換の依頼が急に増えたり、電気復旧後もNTT東日本の設備が安定せず、ネット復旧に時間がかかったりと、お店の対応も本当にバタバタでした。
今回、同じ震度クラスでも混乱がなかったのは、「電気がある」ただそれだけで、これほど違うのか…と改めて痛感しました。
今回の地震を受けて、私が感じたこと
苫小牧の皆さんが大きな混乱から守られたのは、本当に幸いでした。ただ、青森側では家屋の倒壊やケガ人が出るほどの強い揺れで、被害は決して小さくありません。
PC修理屋としてできることは限られていますが、必要であれば支援活動や技術的なサポートも視野に入れています。こういった情報共有もまた、小さな力になると信じています。
今回は一つの記録として、そして震災の記憶を薄れさせないためにブログとして残させていただきました。これ以上の地震が来ないことを祈りながら、今日も変わらず店を開けています。
苫小牧の皆さん、どうか今日も安心してお過ごしください。













