
初めてのチェキ、そして突然の試練
先日、ワークショップのイベントに参加させていただいた際のことです。実はその時に、「チェキで思い出をその場でカタチにして渡せたら、子どもたちもきっと喜ぶだろうな」と思い立ちまして、私にしては珍しく衝動買いで“チェキ”を初購入しました。
「チェキ」と聞くと、なんとなく懐かしい響きに感じるのは私だけでしょうか。かつては若者の間で流行し、そこから一周回って今また再ブーム中。だけどまさか、今このタイミングで「フィルムが全然手に入らない」という現実にぶち当たるとは…正直、甘く見てました。
街を彷徨うチェキ難民
チェキ本体はすんなり手に入ったんですよ。ところがどっこい、フィルムが無い。え、まさかの本体だけ先に買っちゃったパターン…?と青ざめながら、近くの「カメラのキタムラ」さんや、イオンの家電コーナーを巡ってみたのですが、返ってくるのはどこも同じ一言。
この「未定」って言葉、なんて重たい響きなんでしょうね。
それでも諦めきれず、キタムラさんでなんとか「お一人様1パックまで」という制限付きの10枚入りをゲット。そこから、ちょっとした宝探しのような気持ちで市内を巡ってなんとか3パック(計30枚)を確保しました。ゲームで言えばレアドロップを3連続で引き当てたような興奮でしたよ、ほんとに。
チェキフィルムは若者たちの祭壇へ…
なんでこんなにもフィルムが手に入らないのか? 調べてみたところ、どうやら今の高校生や若い世代を中心にチェキが大人気なんだそうです。
友達同士で撮ってその場でプレゼントし合ったり、ライブや推し活の場で使ったりと、どうやら「デジタルよりアナログがエモい!」みたいな風潮があるようです。なんてこった、若者たちがノスタルジーを取り戻してしまった!
さらに追い討ちをかけるのがアイドルのチェキ撮影会やイベント会場での記念撮影。一度に何十パックも仕入れていくそうで、そりゃ店頭に並ぶ前に無くなりますよね。そりゃあ私みたいなチェキ初心者は太刀打ちできません…。
オンライン監視生活、始めました
こうなったら意地です。
ヨドバシやビックカメラのオンライン在庫をGoogle Chromeの拡張機能で常時監視する日々が始まりました。通知が鳴ったら即クリック。にもかかわらず…

在庫なし
1分も経たずに売り切れ。もはや秒単位の争奪戦。噂によると、転売屋が根こそぎ買い占めて、Amazonなどで2〜3倍の価格で売っているんだとか。いやほんと、冗談じゃない。
地方民のささやかな希望
とはいえ、都心に比べれば地方はまだマシかもしれません。苫小牧のような地域では、まだ「偶然の出会い」が期待できる余地があるようで、実際に私も運良く数パック手に入れることができました。
ただこれも「たまたま」の奇跡。
今後も同じように手に入るとは限らない。だからこそ、今ある在庫は絶対に無駄にできない宝物です。
ハムスター撮影はお預け…
個人的には、飼っているハムスターの可愛い寝顔とか、おやつを両手で持つ姿とか、日常のほのぼのをチェキに収めたい気持ちもあったんですけど…これはまた、フィルムに余裕ができてからにしようと思います。
「撮りたいものより、撮る覚悟のあるフィルム残数を大事に」
—そんな標語すら生まれそうな今日この頃です。
最後に:イベントには最低4パックを
今回のワークショップでは、ギリギリながらもチェキでの思い出づくりを子どもたちと共有することができました。特に女の子たちの反応はとても良く、チェキの「その場で出てくる魔法」はやはり今の時代でも十分に通用するんだなと実感しました。
だからこそ、今後また同じようなイベントをするなら最低でも4パック(40枚)は確保しておきたいところ。できれば常に予備を持っておきたいけど…それもまた難しいのが現実です。
入荷の見込みは未定です