
つい先日発売された「MGSD ガンダムエアリアル」。気がつけばもう1週間以上が経っているんですよね。実はこれ、僕が心待ちにしていたプラモデルで、積みプラが山ほどあるにもかかわらず「これだけは今すぐ作りたい!」と思わせてくれた一品なんです。
ただし、時間がない…。仕事やら家のことやらでまとまった時間が取れず、「作りたいのに作れない」という、プラモ好きなら一度は味わったことのあるジレンマに陥りました。
そこで思いついたのが「ランナー塗装」。
ランナー塗装に初挑戦してみた
ランナー塗装ってご存じですか?
本来なら、パーツをランナーから切り離してヤスリをかけ、下地(サーフェイサー)を吹いてから本塗装…という流れになるんですが、それを全部すっ飛ばして、ランナーについたままの状態で塗装してしまう方法です。
言ってしまえば“手抜き”なんですけど(笑)、時間がない人にはこれがありがたいんです。塗装が終わったらニッパーで切り離して、あとから切り口をタッチアップ。これで一気に時短できるんですよね。
もちろん問題も出てきます。例えば赤や青、黄色みたいなカラーパーツは、切り離したあとの補修がどうしても目立つ…。ここはやっぱり普通に切り離して処理してから塗ったほうがいいなと学びました。
便利だけど反省点もあった
正直、この方法は楽すぎて「もうこれでいいんじゃないか」と思えるレベルでした。でも、やらかしました…筋彫りを塗装前にしてなかったんです。これが大失敗。塗装したあとに無理やり筋彫りをしてリカバリしましたが、やっぱり段取りは大事ですね。
また、MGシリーズみたいにランナー枚数が10枚以上あるキットだと、普通なら「今日はここまで」と数週間コースになるところを、今回は1週間で仕上げられたんです。これはちょっと感動しました。
プラモは自由だからこそ楽しい
完成したMGSDエアリアルを眺めながら、改めて「やっぱりプラモって楽しい」と思いました。
僕は割とズボラな人間なので(笑)、綺麗に仕上げられればそれで満足です。もちろんプロモデラーさんやYouTuberさんのように徹底的にこだわるのも素晴らしいんですが、プラモデルって本来自由なもの。自分が納得できればそれでいいんですよね。
しかも今回は「時短」という新しい楽しみ方を知れたおかげで、プラモを作ること自体がより気楽で、楽しいものになりました。
まとめ:ランナー塗装、アリです
今回の経験からまとめると、
- 筋彫りは必ず塗装前にやる
- カラーパーツはランナー塗装に向かない
- 内装フレームはランナー塗装で十分
- 時短したいならランナー塗装はかなり有効
こういうルールを押さえておけば、忙しい人でも無理なくプラモデルを楽しめると思います。
そして何よりも、「楽しい!」って気持ちを取り戻せたのが一番大きな収穫でした。積みプラが雪崩を起こしそうになってる僕にとって(笑)、この方法はこれからも頼れる味方になりそうです。