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【札幌のパソコン修理事情を巡って】基板修理対応店が少ない理由と、地方店舗だからこそできる強みとは?

【札幌のパソコン修理事情を巡って】基板修理対応店が少ない理由と、地方店舗だからこそできる強みとは?

今回は少し趣向を変えて、札幌駅周辺のパソコン修理店の現状について実際に足を運んで感じたことをお話ししたいと思います。特に「札幌 パソコン修理 基板対応」などで検索される方にとって、有益な内容になるかと思います。

札幌のパソコン修理店を巡ってみて感じたこと

先日、札幌駅周辺のパソコン修理店をいくつか訪れてみました。目的は、「基板レベルの修理に対応している店舗があるのか」をこの目で確かめることでした。Googleマップで検索して出てくる範囲の店舗を中心に回ってみたのですが、印象としては以下のようなものでした。

  • SSD換装や軽微なデータ復旧を扱う店舗は多い
  • 一方で、ロジックボードやマザーボードの修理を行っている店舗は非常に少ない
  • 修理よりも中古パソコンの販売を主軸にしているお店が目立つ

つまり、「本格的な修理」というより、「部品交換や販売」がメインの店舗が多かったのです。

なぜ札幌には基板修理店が少ないのか?

これは僕自身の仮説ですが、都市部の修理店は回転率を重視している傾向があるのだと思います。例えば、修理に時間や手間がかかる基板修理よりも、「買い替えやSSD交換でスピーディに収益化できる方が効率がいい」という判断をされているのではないでしょうか。

加えて、札幌には多数のパーツショップや家電量販店があり、そこに依頼が流れる構造ができているのかもしれません。実際、僕も札幌のど真ん中に店舗を構えていたら、同じような選択をしていた可能性は大いにあります。

苫小牧の小さな修理店が持つ「基板修理」という強み

一方、当店ではパソコンの電源不良や起動不良などのトラブルに対し、マザーボードの基板レベルの修理を行っています。

修理の現場では、顕微鏡・テスター・サーモグラフィーカメラを使い、お客様と一緒にトラブル箇所を確認することもあります。目で見て、理解していただけることが、納得感のある修理につながるからです。

もちろん、半導体の取り寄せなどでお時間を頂く場合もあります。しかし、「できる限り元の状態に戻したい」というお客様の思いに応えたい。その気持ちが、修理の原動力となっています。

ニッチでも必要とされる修理をこれからも

今回札幌を回ってみて、改めて当店の方向性が間違っていないと感じました。
「地味だけど必要とされる修理」を、苫小牧から全国へ、もっと発信していくべきだと強く思ったのです。

パソコン修理業界が販売メインへとシフトする中で、私たちは「直せる技術」を持っていることを誇りに、これからも細く長く、でも確実に必要なサービスを提供していきます。

最後に

もし今、「電源が入らない」「画面がつかない」「基板が故障しているかも…?」とお困りの方がいましたら、ぜひ一度ご相談ください。当店ではお客様と一緒に原因を確認しながら、誠実な対応を心がけております。

遠方のお客様からのお問い合わせも歓迎です。