寒冷地が冬期になるとパソコンに大きな被害もたらす問題が発生します。その被害とは、室内が寒い時にパソコンの電源を入れても起動しない、または起動をしても電源が落ちたり、再起動を繰り返す事があります。
寒いとパソコンが正常に起動しない原因とは
原因を上記の問題を順に追ってご説明させて頂くと、この様な考察となります。
【電源を入れても起動しない】
寒い時にパソコンの電源を入れても起動しない時、これは電源ユニットが原因電解コンデンサの電気伝導度と電解液の粘度が低くなるそうで、これらが原因で電源を入れても反応しない事が多いそうです。(電気伝導度と電解液の粘度についてはここのサイトを参考にして下さい)
【起動をしても電源が落ちるか再起動を繰り返す】
寒い時にパソコンの電源を入れて起動を行うものの、再起動または電源が落ちる原因はマザーボードの温度が著しく低下している事が原因と考えます。これはマザーボードのチップコンデンサ等は一定の気温以下ではメモリもしくはCPUなどの情報伝達が正常に行われにくくなる事から、電源は入っても正常に動作しない事があります。
つまり、完結に言えば【寒いとパソコンに良くない】という事であって、解決策はパソコンの電源を入れる前に必ず室内の気温を上げる事が条件となりそうです。
店舗のパソコンで寒冷時に検証してみる
寒い時間に電源を入れると頻繫に電源が落ちるパソコンが当店にもあるのでこれで検証してみたいと思います。まずはパソコンの電源を入れて強制終了が入ったタイミングでのBIOS画面で確認したマザーボードの温度を見ると【14℃】である事が分かりました。実際には、電源を入れて5分が経過していますが正常に起動しない状態は15℃以下で再現されると言えます。
ここで20分程放置しておくと、マザーボードの温度は23℃まで上昇しました。
この状態で使用すると、正常に利用する事が出来ておりますので、今後はひとまずマザーボードの温度が20℃以上の状態になった時に使用しようかと思っています。
パソコンのHDDやSSDをクラッシュさせないためには
今回テストでBIOS画面で待機しておりましたが「この方法は良いな」と思いました。それはOSを起動させた時に、寒冷時に強制終了してしまってはパソコンは無事でもOSのシステムが破損しかねない状況となるからです。
このような時に、パソコンを起動させてF2などを連打してBIOS画面に移行して放置する。この方法であればOSのシステムが破損する恐れは減るかと思いますので、今後は当店はこの方法で開店時の1時間はBIOS画面で温度を見てからOSを起動させようかと思います。
皆様も最悪の事態を免れる為にも、必ず【室内の温度を上げてからパソコンの起動を行う】ようにして頂き、可能であれば【BIOS画面で温度が20℃以上になるまで待機】をしてからOSを起動させてみては如何でしょうか。