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パソコン教室となる店舗が減少傾向、今後どうあるべきなのかを考える

パソコン教室なくなってしまう

日頃からパソコン修理のご依頼はほどほどにはあるものの、最近の様子がちょっと違います。「パソコンが起動しなくなったので見て頂けませんか?」とか「Excelが起動しません、どうすれば良いのでしょうか?」とか「購入したパソコンの使い方を教えて頂ける所を探しています」とか… ん?

教えて頂ける所を… 探している?

お客様にそれはどういう事でしょうかとお聞きすると、

パソコン教室が無くなってしまったんです。連絡も取れなくて…

との事。我が町の苫小牧市内で唯一と言っても良いほど有名な店舗が閉業されたとの事でした。これはなんともかんとも、です。

実は私はパソコンの修理は出来るものの、インストラクションという指導を行う事には経験が乏しい事から、初めてパソコンを始める方にはパソコン教室に行かれる事をオススメしていたのです。

つまり、私の逃げ道としてパソコン教室があるという事は非常にありがたい存在であり、私にはない指導スキルがあるという方が市内でいなくなってしまった事になります。

実際には存在しているといえばあるのですが、行政で行われているスキルアップセミナーなどはExcelとインターネット程度の使い方を教えて頂けるものがあるのですが、これが無料かと思っていたら4回の講習で1万円程かかるという事が分かり、気軽にお客様には紹介が出来ないでいました。

また、別のお客様からは「賃料などの維持費が〜以下略〜」との事で、パソコン教室は需要が無くなったのか? と考えればそうではなく、供給の変化にあると考えますね。

パソコン教室での供給の変化って?

パソコン教室以外にも、パソコンスキルを習得できる場は増えています。例えば、オンライン学習サービスや動画サイトなどがあります。

その中でも動画学習サイトが近年活発化しており、YouTubeなどの動画サイトでは、パソコン操作の解説動画が多数公開されています。無料で手軽に学べるため、入門レベルの学習には十分です。また不明な点があれば動画で簡単に説明をしてくれるコンテンツが増えたことも、供給の変化の一つと言えるでしょう。

そして何よりも大きな変化があるとすれば、家庭教師のような役割をAIが担うようになったことです。ChatGPTなどを活用することで、無償で利用できるようになりました。

例えば「Excelの使い方を教えて」とAIに聞くと、次のような返答がありました。

AIが導いた学習プラン

  1. Excelの画面構成を知る: まずは、Excelの画面を見て、それぞれの部分の名前と役割を覚えましょう。セル、行、列、シート、リボンなどの基本的な構成要素を理解することで、スムーズに操作できるようになります。
  2. データを入力・編集する: 次に、セルにデータを入力したり、編集したりする方法を学びます。文字や数字の入力、コピー&ペースト、削除など、基本的な操作をマスターしましょう。
  3. 簡単な計算をしてみる: Excelの真価を発揮する計算機能を体験してみましょう。SUM関数を使って合計を計算したり、AVERAGE関数を使って平均を求めたりしてみましょう。

このプランで進めてみて、何か変更したい点があれば、遠慮なく言ってくださいね。

それでは、最初のステップ「Excelの画面構成を知る」から始めましょう!

Excelを開くと、たくさんのボタンや枠があって、最初は戸惑ってしまうかもしれません。でも、一つずつ見ていけば、意外とシンプルなんですよ。

画面の上部には、「ファイル」や「ホーム」といった言葉が並んだリボンがありますね。ここには、Excelの様々な機能を使うためのボタンが集まっています。

リボンの下には、たくさんのマス目があります。この一つ一つのマス目を「セル」と呼びます。セルには、文字や数字、計算式など、様々なデータを入力することができます。

セルが縦に並んだものを「列」、横に並んだものを「行」といいます。列にはA、B、C…とアルファベット順に名前が付けられていて、行には1、2、3…と数字順に番号が付けられています。

そして、このセルが集まったシート全体を「ワークシート」と呼びます。ワークシートは、複数のデータを管理するために、複数作成することができます。

どうですか?少しイメージが湧いてきましたか? 何か質問はありますか?



と・・・上記の文章は10秒程で生成されましたが、ヤバイでしょ?(良い意味で)

私もこのような方法で第二種電気通信事業者の筆記試験を講習を受けずに筆記は合格しましたので、世間の進化はどんどんと加速しています、凄いですよね?

でも、実技で落ちてバリカンで坊主にしましたけどね

と、話は戻しまして、パソコン教室が今後あるべきカタチを考えてみると、この程度でしょうか?

今後あるべきパソコン教室とは

オンラインレッスン: オンラインでのレッスンを導入することで、場所や時間に縛られずに受講できる機会を提供。

専門性の高いコース: プログラミングやWebデザインなど、専門性の高いコースを設けることで、差別化を図る。

企業研修: 企業向けに研修サービスを提供することで、新たな顧客層を獲得する。

高齢者向けサービス: 高齢者が安心して通えるよう、個別指導や少人数制のクラスを設ける。

このように、地域密着型のサービスに加え、オンライン講座の提供や企業研修への進出など、新たな取り組みが必要となるでしょう。さらに、ITサポートやプログラミング、Webデザインなど、専門的な知識を身につける必要性も高まっています。

パソコン教室を運営する場合、生徒一人ひとりのニーズに合わせた丁寧な指導や、課題解決のためのコンサルティングスキルが求められます。また、MOS資格やITパスポートなどの資格を取得することで、信頼性を高めることも重要です。

パソコン教室は、参入障壁の高いビジネスと言えるでしょう。顧客ニーズの多様化や競争の激化により、知識や経験だけでは成功するのが難しい時代になっています。魅力的な学習環境の提供に加え、効果的なマーケティング戦略によって集客を図る必要があります。

パソコンは生活必需品ではありませんが、高齢化が進む現代において、スマートフォンやタブレットだけでは対応できない場面も増えています。役所への申請書類の作成など、パソコンが必要となる場面は少なくありません。基本操作やインターネットの活用方法を学べるパソコン教室が、地域に一つでも多く増えることを期待しています。

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