富士通の小学生向けの”FMVL55C2″は低スペック?
今ネットで話題となっている富士通のノートパソコン「FMVLH55C2」は11万3千円、クーポン価格で10万2千円、カタログを見る限りでは防水、タッチパネル、小道具も満載な機能な所で考えればそう高くはないと・・・思っておりました。
残念なポイントが4つ
今回話題となっている理由には「値段とスペックが釣り合わない」、「これを小学生の親御さんに売るつもりか?」と言われる理由は以下の4つでしょう。まず、CPUがCeleronであるという事。SSDの容量が120GBである事。
Officeが搭載されていないという事。重量が1.9キロあるという事。
そもそもお子様向けに作られているのであれば重量が重すぎます、これならiPadを買い与えた方がはるかに将来的に感じるのは私だけではないはず。
あとはカタログに「2020年にプログラミングが必修科?」と表記されれおり、如何にもプログラムの入門が出来る環境が備わっているのかと思えば、上の画像を見て頂くと、このパソコンではなくWebブラウザ(GoogleChrome)があればどのパソコンでも学ぶことが出来るという意味では、入門パソコンとしてはコレジャナイ感が否めません。
またOfficeはあっても良かったんじゃないかな、と思われます。これだけでも富士通さんとしては1万円以上はコスト削減が出来ている事で、それならばCPUをもう少しマシなモデルを出しても良いのではないでしょうか。
そもそも買うべきなのか?
もし仮に、このパソコンをお子様が欲しいという事で購入に至るメリットを考えれば、SSDである事で衝撃に強く、防水であることでしょう。またCPUの速度を補うのもSSDの恩恵はあるかと思います。
また、「それならば他社の5万円程度のパソコンで良いんじゃないか?」との声が上がりそうですが、逆に親御さんがお子様にゼロからパソコンを教える事は出来ますかと問いたいです。多分コレなんじゃないたと思うんです、教材費となる本やDVDを購入するよりは、収録されているソフトを使えばパソコンを親御さんが教えること無く、お子様が自発的に学べる環境がある・・・思います。
必修科目にしても外国のプログラミング技術に勝てない
学ぶためにはまず触らせてあげる事は非常に大事です。ですが与えるそのもの自体を遊びで終わらせてしまうような機器をお子様には提供すべきではないと思っております。まずはプログラミングの前にパソコンで教わる事はたくさんありますので、何もインストールされていないWindowsから始まり、自分でインターネットを開き、検索し、アプリケーションをダウンロードして使う。それをタブレットでもスマホでも、情報をどこでも利用できるように工夫する事を覚える事が小学生が覚えるべき必修科目かと思われます。
次世代の若者がパソコン離れをしている現在で、スマホやタブレットには出来ないことを知ることが大事だと私は考えます。プログラミングだけがパソコンではない、もっと利便性に富んだ機能を知ってほしい、クラウドデータの意味などをパソコンに触れて便利だと知ってほしい。
今回のモデルに至ってツッコミをしているわけではなく、無限の可能性がパソコンにはあるという事を、小学生のお子様に知ってほしいと願って書きました、大人として企業として、売るためだけではなく、お子様にとっていま何が必要なのかを改めて考えて頂きたいと願っております。