「ドングルキーを利用するためには実機が必要なんです」
以下の記事を掲載してから反響がありまして、それは意外なものでした。
SNSで当店の記事をリポストして下さっている方、また実際にご依頼をされる方からこの記事をお読みになり、XPのエミュレータを利用しない(出来ない)理由はドングルにあるとの事でした。
完全に知識と経験不足でした、そうなのですXPを使うにあたってはシリアルポートやパラレルポートを使う理由としては当初でのハードウェアキーとなる「ドングルキー」が目的だったのです。
これがXPのエミュレータでは認識できないとの事でしたので、SNSでアドバイスを頂いた方や現場で勤められる方もエミュレータは試されたそうですが、ダメとの事らしいです。
という事で、改めて以下の方法を活用してSSD換装を行ったシリアルポートやパラレルポートが実装されているデスクトップパソコンにWindowsXPをインストールしました。
昔の私を褒めてあげたい、半年しか経っていないのにもうXPのインストールからOfficeのライセンス認証などの手順は忘れておりました。
この忘れていた要点としては、「XPのインストールは最新のSATAドライバをCDに組み込んだ状態でインストールしなければSSDは認識しない」こと「XPインストール後のライセンス認証はプロダクトキーは不要であり、電話でのライセンス認証のみで行える」こと「Officeのインストールは世間で公開されている特定のプロダクトキーを入力することでライセンス認証が不要で利用ができる」事にあります。
はい、つまりは全て忘れていた事になるのですが、動作チェックで利用してみたのですがインテルの第3世代のi3でもインストールは可能。確かXPは第1世代 Core iシリーズが最終段階との事でしたが、あっさりと動いてしまいました。
これより新しい第2世代(Sandy Bridge)以降のCore iシリーズでは、Windows XPでの動作は技術的には可能な場合もありますが、公式なドライバサポートがないため、全機能を利用できないか、あるいは安定した動作を保証できないことが多いとの事。
ご依頼主からお預かりしたPCですので実績はありますので、ドングルが認識し動作したというお墨付きのパソコンではありますので、第3世代のIntel Core iシリーズCPU(Ivy Bridge)は内蔵GPU(Intel HD Graphics 4000など)、USB 3.0などの機能が正しく動作しない場合があるだけで、実際に利用するだけであれば支障はないのでしょう。
またひとつ勉強になりましたね。