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DELL値上げで逆転現象?今いちばん賢い15.6型ノートPCの選び方【2026年1月版】

2026年1月20日、PC市場において少し衝撃的な価格改定がありました。これまで「コスパの良い定番」として選ばれることの多かったDELLの主力モデルが、約1万6千円もの値上げに踏み切ったのです。

この値上げによって、思わぬ現象が起きています。

性能が高いパソコンの方が、1万円以上安い

今回は、この“逆転現象”の正体を、実際のスペックと用途(特にゲーム)を交えながら、分かりやすく解説していきます。

DELLとHPのスペックを整理する

現在の価格帯を、シンプルに並べると以下の通りです。

  • DELL Inspiron 15
    Ryzen 5 7530U / メモリ16GB / SSD 512GB
  • HP Pavilion 15
    Ryzen 5 7535HS / メモリ16GB / SSD 512GB

ぱっと見ただけでも、すでに「ん?」となりますが、注目すべきはCPUの型番の違いです。

Ryzen 5 7530Uと7535HSは何が違うのか

数字が似ているので、同世代・同クラスに見えがちですが、この2つのCPUは設計思想がまったく違います

Ryzen 5 7530U|省電力重視のUシリーズCPU

  • 省電力重視(Uシリーズ)
  • 基本クロック:2.0GHz
  • グラフィック:Radeon Vega(旧世代)
  • メモリ:DDR4

特徴としては、

  • バッテリー持ちは良い
  • 事務作業・ネット・動画視聴は快適
  • ただし、負荷がかかると速度が落ちやすい

完全に「仕事・普段使い向け」CPUです。

Ryzen 5 7535HS|性能重視のHSシリーズCPU

  • 高性能重視(HSシリーズ / 35Wクラス)
  • 基本クロック:3.3GHz
  • グラフィック:Radeon 660M(RDNA2)
  • メモリ:DDR5

こちらは、

  • 処理速度が非常に高い
  • マルチタスクや重めの作業に強い
  • 内蔵GPU性能が段違い

「デスクトップ寄りのノートPC性能」と言えます。

内蔵グラフィック性能の決定的な差

今回の比較で、もっとも重要なのがここです。

Radeon Vegaはどこまで使えるのか

  • 設計が古い
  • 3Dゲームは基本的に厳しい
  • 動画編集も最低限

Radeon 660M(RDNA2)が優れている理由

  • PS5と同系統のRDNA2世代
  • 内蔵GPUとしては非常に高性能
  • 軽めの3Dゲームが実用レベル

HP Pavilion 15で遊べるゲームの具体例

HP Pavilion 15(Ryzen 5 7535HS)であれば、設定を調整する前提で、以下のようなタイトルが現実的です。

  • ドラゴンクエストX(快適)
  • ファイナルファンタジーXIV(標準〜やや低設定)
  • Minecraft(Java版)
  • フォートナイト(低〜中設定)
  • VALORANT
  • 原神(低設定)

いずれもフルHD・内蔵GPU前提です

一方、DELLの7530Uでは、

  • ドラクエX:動作は可能
  • FF14:かなり厳しい
  • フォートナイト:実用外

という差が出ます。

スペック比較表で見る両モデルの違い

項目DELL Inspiron 15HP Pavilion 15
CPURyzen 5 7530URyzen 5 7535HS
性能傾向省電力重視高性能重視
基本クロック2.0GHz3.3GHz
内蔵GPURadeon VegaRadeon 660M(RDNA2)
メモリ規格DDR4DDR5
画面15.6型 / FHD / IPS15.6型 / FHD / IPS
リフレッシュレート120Hz60Hz
想定用途事務・学習事務+軽いゲーム

なぜこんな逆転が起きたのか?

通常であれば、

高性能CPU + DDR5 → 高価格

となるはずです。しかし今回は、

  • DELLが価格改定(値上げ)
  • HPが攻めた価格設定を維持

この2点が重なり、「高性能なHPの方が1万円以上安い」という、かなり珍しい状況が生まれています。

今この価格帯で選ぶならHPが有利

  • ACアダプタ接続がメイン
  • デスクトップに近いパワーが欲しい
  • 仕事もゲームも1台で済ませたい

こういった方には、HP Pavilion 15(Ryzen 5 7535HS)一択と言っていい状況です。この価格バランスがいつまで続くかは分かりません。検討中の方は、早めにチェックしておくことをおすすめします。