学校で劣等生だった私が、パソコンに詳しくなった理由

私がパソコンを覚えたきかっけ

私は10代の頃、パソコンの専門学校に行っていました。そこではパソコンの基礎知識やプログラミングを学ぶ事で就職に有利になる授業を受けさせて頂いたのですが、これがまぁ・・・頭に全く入らなかったのです。

その影響で成績はあまりよくはありませんでした、いわゆる劣等生。一人暮らしを始めた時期もこの頃であり、専門学校が推奨する寮のようなマンションに住み、隣の部屋の住民も同級生だったのです。そこで夜な夜な集まり、私にとっては密度の濃い会話が繰り広げられていたのですがこれがさっぱり・・・

お前のパソコンのスペックってメモリは何メガなの?」と言われた事が印象的でした。

当初の私はパソコンを購入する事だけが目標となっており、手に入れても使い方が全く分かりませんでした。これがいわゆる”分からない事が分からない”という状態であり、パソコンの専門学校では皆も同じ土俵だと思っていたのです。ですが答える事に出来ない私は、この段階で同級生と肩を並べて学ぶ事が困難なのだと落胆したのです。

パソコンの中にメモリってあるんだねぇ、へぇ・・・」という感じで。

ありがたいことに、同級生は色々な事を教えてくれました、「メモリなんて仕組みなんて知らなくて良いんだよ、容量が多ければパソコンはサクサク動くんだと覚えていれば良いんだよ」と。その時はそうなんだねと納得しましたが、メモリの事を理解する前にパソコンを理解しなくては・・・と内心では物凄く焦っていました。

その夏、パソコンのスキルも上昇する事もなく過ごしていましたが、ふと本屋で”アドベンチャーツクール”という本を見つけました。これはプログラムの経験も必要とせずに、パソコンを持っている人であれば誰でも簡単にアドベンチャーゲームを作れるというもの。私はファミコン世代で「探偵神宮寺三郎」シリーズが好きで部屋にポスターを貼るほどのアドベンチャーゲーム好きだったのです。

ですが、この本のお値段はなんと5500円・・・学生の身分としては教材でもないのものにこの値段はかなり高額。そこで夏休みだったという事もあって「パソコンの勉強として欲しい教材があるんだけど」と両親に許可を頂いて購入。その後は急ぐように寮の部屋に戻りパソコンで不慣れな手付きで「えっとインストールって・・・こうやるのかな?」みたいな感じでインストールという動作を誰かにさせられているのではなく、自身でしている感覚を初めて覚えました。

それから3日間は部屋から一歩も出ずに一人で黙々と自身で考えたアドベンチャーゲームを作っていました。タイトルは「新宿ヒデ」。今考えると私の黒歴史となりますが小説で大沢在昌先生の「新宿鮫」シリーズを愛読していた影響で名前を文字って私の名前を含めた内容となります。

まさに中二病丸出しの処女作が出来上がった瞬間でした。

想像力もない私ならではの発想で物語は洋館から始まります。そこで開始早々に助手のモモ(当初実家で飼っていた猫の名前)何者かに殺害されるのです。この段階で何故主人公のヒデが助手のモモと洋館に入ったかは説明もない謎設定でしたが、ストーリーを度返しをして唯一凝った演出を作りたかったのが”死亡の条件のフラグ”です。

助手のモモが洋館の中央ホールから応接間を2回往復すると事件が発生するという設定にしたのを覚えておりますが、この事件発生後の展開はネタが力尽きたのか一気に畳み掛けるように犯人を特定させる流れで終わらせましたが、出来上がった時は嬉しくて10回ほど遊びました。

パソコンを身近に感じられた・・・それがこの黒歴史のゲームを完成させた時に感じたのです。

それからは同級生の誰よりもパソコンで遊び、自作でパソコンを組み立て、それから何年か経った頃は大手プリンタ会社でフリーランス契約でお仕事をさせて頂くまで行き着いた時は「教えられるだけでは学べないんだな・・・」と実感したのを覚えております。

パソコンはとてもシンプルで、わからなければ体感で覚えるまで理解すれば良い、身の丈にあった学び方を噛み砕いて擦り切れるまで反復すれば誰でも出来るようになれるという事。こんな黒歴史を持った私でも、今はパソコンの修理屋が営めるのは単に触っている時間が他の方の何百倍多いという事だけです。

物覚えが悪いのでパソコンを覚えるのが自身がない?大丈夫、私よりも皆さんは遥かに賢いです。こんな遠回りをした私でしたがその経験から得たものは「シンプルに考える事が大事」とお伝えしておきます。これは分からない事を分かるまで決まった手順を繰り返すだけです、回数に決まりはありません。

パソコンで行う範囲を最小限に絞り込み、最初は電源のONとOFFを覚え、次にインターネットでヤフーのホームページだけを閲覧し、徐々にパソコンに触る恐怖感を取り去る事から始めましょう。その途中で起こった問題などはヤフーで検索してみる、それで解決しない場合は当店のような店舗に頼って頂ければ幸いです。

黒歴史・・・新宿ヒデ
簡単にパソコンに向き合う意欲を変える方法