筐体の売れ行き具合で媒体の終焉を感じる
気が付けばこの数年間、仕事以外でDVDやCDを使う用途が完全に無くなりました。もちろん記憶媒体のDVD-RやCD-Rも同様で、全く使用する事が無いのです。
もちろん無ければ困る媒体なのですが、最近ではダウンロード版やストリーミング配信が主流なので映画を観たければ定額制のNetflixやAmazonPrimeビデオで事足りますし、音楽もAmazonミュージックがあれば新曲がどこでも聴くことが出来る時代となっており、パソコンでも最近のインストールメディアはシリアル番号とアカウントで完全に紐付けされている事から、インストールメディアが一切不要になってしまったのです。
さて、この記事では何が言いたいか。それはデスクトップパソコンの媒体でも5インチベイのDVDドライブが着けられないケースが売れに売れている事なのです。
確かに5インチのサイズに入る光学ドライブを収納させるにはそれなりにスペースが必要であり、MicroATXのマザーボードを購入したとしても自ずとPCの筐体(ケース)が大きくなるので、5インチベイなしのケースが売れるのは必然の時代となりました。
もしDVD-Rドライブが必要であればUSBタイプの外付けを購入すれば済むお話なので、5インチベイのないケースを選んでも後々に困ることは何もないかと思います。
逆にDVD-Rで映像を違法にリッピングしてコピーしたい方は現在ではごく少数で、お車のカーナビで再生されたい方にはまだ需要があるようで、完全にDVD-Rなどが淘汰される事はないかと思いますが、こればかりは時間の問題かと考えますよね。
サブスクリプション(定額制)サービスが流行する事で、違法な行為がクリーンになるのは良いことですが、DVDを扱わなくなる事は、時代の流れを感じますよね。
そのうち、若者が「DVDってなに?」という時代が来るのでしょうか。