結論から申し上げると、pstファイルが消えてしまった方はご愁傷様です。これらはデータ復元を行わなければ無理なレベルな時もありますが、そこはまずは慌てず探してみましょう。
と、最初に奈落の底に落とすような内容から始まりましたが、OutlookというWindows用のメールソフトを使っている方にお伝えしたい事が「なぜまだそんなソフト使っているのですか？」という事。
大半が「元々パソコンに入っていたのでそのまま利用している」方がほとんどだけは思いますが、メーラーソフトの一番のデメリットはそのパソコンに依存してしまう事と、Outlookに関してはバックアップが面倒な点も含めて、現在では負の遺産の一歩手前として考えた方が良いかと思います。
そもそも現代でメールをダウンロード(受信)して読むという、なんともセキュリティとして甘い体勢を貫いている企業は一刻も早くクラウド系のメールを法人契約でも無償のGmailでもなんでも良いので切り替えた方が良いかと。
ここから本題
さて、前置きが長くなりましたが、Outlookのpstファイルが消えてしまう原因としては様々な理由が考えられ、私が見受けられた事例としては「添付書類を保存して即座にOutlookを終了したらpstファイルが無くなっていた」という問題でした。
理論的に証明ができないのですが、保存した添付書類のファイルがOutlookのpstファイルデータを上書きをしてしまうなんて事は考えにくく、起動中のOutlookにメール保存領域として格納されているpstファイルを上書きがきるなんて事は存在しませんし、そもそもOutlookの終了直後にpstファイルの内部のデータが書き換えられている最中にゴミ箱に勝手にはいってしまう事も考えられない、つまりはバグだと思うんですよね。
しかもpstファイルを失うと、今まで受信をしたデータが閲覧できなくなりますので、業務なのでお使いであった方にとっては死活問題のレベルなんですよ。
pstデータを検索してみよう
まずはOutlookのメールデータ(pstファイル)を検索してほしいのですが、どんなフォルダでもいいので開いて、左側のツリーで「ローカルディスク(C:)」を選択した後に右上にある検索「 ローカルディスク(C:)の検索 」に「*.pst」と入力して検索してみてください。
一般的にpstファイル名は「ご自身が利用していたメールアドレスがファイル名」だと思いますので、該当すれば所定の場所「c:\user\(自身のユーザー名)\ドキュメント\Outlook」に入れて起動すれば完了です。
もし、検索して無ければデータ復旧作業を行うか業者に依頼をして下さい。これが本当に大変で、データの痕跡すらたどれない事がありデータの復元が行えない可能性がありますがなにもしないよりはましです。
すこしは参考になって頂ければと思いますが、Outlookのメールが開けないなどの問題になった際はパニックにならずに、まずはpstデータの確保だけを最優先で考えて行動される事をオススメします。
