パソコンの清掃は1年に1度はやるべき(CPUファン/上蓋/ヒンジ/USBなど)
先日お問い合わせフォームからノートパソコンの清掃のご依頼があり。パソコンの知識もとてもあるお客様でしたが、ご自身で清掃しても取り切れない汚れがあるとの事でした。
PCの清掃を怠ると修理が高額になる時代
因みに今回はWindowsパソコンですが、2015年以降に発売されたMakBookProでは清掃を怠るとバタフライ構造の為にキーボードが効かなくなるとの事で、エアダスターで除去するしか方法がないそうです。因みにゴミが入って効かなくなった場合は修理費に7万円程かかる様子(清掃費ではなく部品交換という事ですね)。このMacbookProの清掃の方法はアップルのサイトにて手順が載っておりました。
これらのように、PCの清掃は簡単に行える応急処置的な作業でも効果はあるという事ですので、お時間があれば必ず行うことを推奨します。
清掃すべき箇所はCPUファンから
まずは皆さんにとって一番「清掃しないと」と思われる箇所はCPUファンの箇所だと思われます。パソコンの音がうるさい、熱がこもってきた、など実際はCPUの温度が上昇するのは基盤の経年劣化もありますが、その劣化を防ぐという意味での清掃となりますのでこの箇所は丁寧にしっかりと清掃される事をおススメします。
ノートパソコンの上蓋も磨く事
特に重要ではないものの、普段は水拭きなどが行えない上蓋などの箇所は清潔に保つべきという理由と、飲食をして内部に紛れた付着物によって排熱処理が悪くなる事があります。そういう意味で分解した場合は必ず清掃をする事をおススメします。
ノートパソコンのポート基盤箇所もキレイに
USBポートなどの穴が沢山ある箇所はサビやホコリで汚れがちになり、接触不良を引き起こす可能性もあることから、分解後は無水エタノール等でキレイにするといいかもしれません。また接点復活剤などがあれば塗り込んでおくと接触も良くなり、清掃だけではなくリペアという意味でも効果的です。
ノートパソコンのヒンジの清掃も忘れずに!
最後に、何気なく清掃を怠ってしまいがちなのがノートパソコンでは「ヒンジ」の箇所をなります。この箇所は何気にケーブルが密集しており、モニターへの接続ケーブルや排熱口が近くにある事で、ヒンジの箇所を丁寧に清掃を行うことにより排熱処理とフタの開梱がスムーズになります。これらの箇所は使用済みの歯ブラシに無水エタノール等で優しくホコリを除去しておけば完璧です。
簡単だと思うのであれば行うべき
如何でしたしょうか?清掃は修理ではありませんのでどなたでも簡単に行うことが出来ます。ノートパソコンの分解をしたことが無い方は少しだけ怖いかのしれませんが、基本的には「背面のネジを全て外す」事から、次に「前面のキーボードを取り外し上蓋のネジを外す」事で、ほとんどのノートパソコンは傷を付けずにキレイに開梱が行うことが出来ます(稀に困難なケースもあります)。
1年でも、1ヶ月でも、延命措置を取りたいと思っている方は清掃をしてみては如何でしょうか。キレイになればより愛着も湧きますし、トイレの便器よりも菌が多いと言われているキーボードを清潔に保つだけでも健康面としてでも安心して使うことが出来ますよ。