
本日は、雑談というか雑記というか。ただ、個人的には「これはなるほどなぁ」と思ったお話なので、少し書き残しておこうと思います。
最近、海外のPC販売サイトを見ていると、メモリを“標準構成から外す”ような価格表示が増えてきているそうです。
つまりどういうことかというと、
- 本体価格は「CPU・マザーボード・筐体」など最低限の構成で提示
- メモリは後からオプションとして加算
こういう形式ですね。
一見すると「ちょっと卑怯じゃない?」と思われるかもしれませんが、背景を知ると、これもやむを得ない流れなのかなと感じます。
メモリの価格上昇が異常すぎる
ご存じの方も多いと思いますが、ここ最近のメモリの価格上昇はかなり急激です。昨日の段階で発注した部品が、今日になったら1万8,000円上がっている…なんてことも、普通に起きています。
この状況では、
- あらかじめ「完成品の価格」を固定する
- その価格を数週間〜数か月維持する
というのが、正直かなり厳しいんですよね。
その結果として、海外では「可変しやすい部品(SSD・メモリ)を切り離す」という売り方が広まりつつあるのだと思います。
今後、メーカーもこの方式を取る可能性は高い
個人的な予想ですが、
- 一時的にPC販売を止めているメーカー
- 構成価格が安定しないメーカー
こういったところは、年始の初売りあたりから、この方式を採用してくる可能性が高いと見ています。
「本体価格は安く見せて、あとから構成で調整する」
商売としては、理にかなっている部分もあります。
当店ではどうするか?という話
実は当店でも、「この方式を採用するかどうか」は少し考えました。ただ、当店の場合、
- 事前にお見積もりを必ずお出しする
- お客様がその金額を見て判断される
というスタイルなので、あとから金額が変わる可能性があるという点は、必ず明記して、同意をいただかないといけません。実際、
発注のタイミングで値段が上がる可能性があります
という注意書きを添えた上でご説明するケースも増えています。
昨日も、「え、そんなに上がるんですか?」と、お客様が一瞬フリーズしてしまい、こちらも苦笑いするしかない…という場面がありました。
結論:欲しいなら、今は“待たない”方がいい
この状況を踏まえての正直な意見ですが、
- パソコンが欲しいなら、今すぐ買った方がいい
- 「もう少し下がるかも」は、あまり期待しない方がいい
そう感じています。
一方で、
- いま普通に動いているパソコンに
無理にメモリ増設をする - まだ困っていないのにアップグレードする
これは、少し早い判断かもしれません。タイミングとしては、
- 数年そのまま使い切る
- もしくはジャンクPCをうまく活用する
そういった選択肢の方が、今の相場感では現実的かな、という気もしています。価格が落ち着くまで「待つ」という選択もありますが、待っている間にさらに上がる可能性があるというのが、今のちょっと怖いところですね。
そんな、現場で感じている最近の雑記でした。














