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パソコン修理を考えられている方に事前に知って頂きたい事が2つあります

パソコン修理を考えられている方に事前に知って頂きたい事が2つあります

お客様が望む修理を考えてみる。

そんな事を10年以上も行っていると、自ずとご提案の内容は細分化されます。例えば、15年前に購入されたWindowsXPが起動出来なくなった場合は修理屋はどう考え、どうご提案するかを知るべきだと思い今回の記事にしたいと考えました。

ここで修理屋の思考は大きく二つ、「また再び動くようになれば良い」のか「データだけが必要で修理は必要ない」のか。この2点の詳細を理解すれば、お問い合わせをする前の判断材料となると考えますので、ご参考頂ければ幸いです。

また再び動くようになれば良い

パソコンの部品交換での修理は比較的容易です。ただ、ご理解頂きたいのは新品や中古で購入した価格と修理の費用の割合を考えてしまうと、割高に感じる修理もあります。

例えばハードディスクの損傷をした場合、メーカーでは最大7万円の請求を行うことがあります、もちろん同じ媒体を交換するだけの費用です。

一方で民間の修理点ではこのハードディスクを次世代の媒体に交換する事が一般的となり、メーカーの修理費用よりも安く、しかも新しく購入したパソコンよりも高速に利用が出来るという利点もあります。

それにデータもそのままでお渡しが可能、という利点も付け加えておきます。

ただし、問題はそれが現代でも対応しているOSがインストールできるパソコンであるかどうか?、によって費用はもちろん理論的に不可能な場合があります。

ただ動けるようになれば良い、それは部品だけのお話であれば容易ですがソフトウェア(OSも含む)までもを完全に動かせるようにする事が出来る条件は、お客様がお持ちのリカバリディスクやソフトウェアのインストールディスクの有無によって可否が分かれます

このことを念頭に修理が行えるかどうかは、おおよその場合、13年以上前のパソコン(この時代であればWindowsVista)がギリギリ限界かと思われます。

つまりは部品交換の費用次第では新品に買い換える事を視野に入れる、という事も大事だとお考え頂ければ幸いです。

  • 民間の修理店はメーカーよりも安価
  • 次世代のSSDに入れ替える事を提案する事が多い
  • 部品交換は比較的容易
  • OS(とソフトウエア)が対応しているかが問題

データだけが必要で修理は必要は無い

次にパソコンの修理を必要とはせず、大事なデータだけを取り出したいとお考えの方にお伝えしたいと思います。

まず、データ復旧は魚釣りと少しだけ似ている所があります。それは物理的な破損が無い場合では時間をかければデータが取り出せる場合があるのですが、その作業は全自動である事もあれば手動で行う事もあります。

それが魚釣りと少しだけ似ている所であり、釣り堀で竿に糸を垂らし全自動で釣れる魚だけではなく、餌やルアーに魚が食いついた時に引っ張り上げるような作業がデータ復旧には存在します。

つまり何が言いたいかとお伝えするのであれば、データ復旧は時間と手間がかかる作業でもあるとご理解を頂ければ、と思うのです。

最近ではインターネットで検索をすれば星の数ほどのデータ復旧業者がおられますが、費用も様々かと思います。その費用の差がある理由として、膨大な費用をかけた復旧機材や人件費がほとんど、あとは独立された人が小規模でノウハウを活かした活動を行っている事で安価でご提示しているのも近年では増えております。

もし、ハードディスクが物理破損の中でも異音が鳴るレベルであれば、難易度は上がり費用も上がります。その為、お客様が判断すべき事はハードディスクの音を担当者に伝えればおおよその障害具合を伝えられると思います。

  • データ復旧は簡単に取り出せるケースもある
  • 障害具合はハードディスクの異音で判断出来る
  • データ復旧は時間と手間がかかる作業でもある
  • 重障害の場合はかなりの費用がかかる

これらが私の過去に修理を行ってきた際に判断し、ご提案したときのご説明の一部となります。もし、修理をお考えの方は参考にして頂き、修理を行うべきかどうかを今一度お考え頂けるきっかけになれば幸いです。

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