新型コロナがピークアウトした影響か、パソコンレンタル事業者の貸出費用が下がった様子。
企業向けのパソコン(PC)レンタル料金が下落している。4月の平均料金は1年前に比べ2割安くなった。新型コロナウイルスの感染拡大が一服し、在宅と出社を併用する働き方が定着した。在宅勤務に対応してレンタルする需要がしぼんだ。
日本経済新聞「PCレンタル2割安 4月、在宅勤務向け需要一服」より引用
因みにレンタル価格のピークは2020年の初め頃らしく、この時期はリモートワークでの需要で大量のパソコンの確保を迫られていた時期であったと考えられます。
個人的にはこのレンタル業者からの貸出が落ち着いたのは出社が定着しただけではなく、安価でパソコンを購入できる経路が戻った事にあると思います。
「やはりパソコンは必要だ」と感じさせられたコロナ禍でのリモートワーク環境においては、レンタルをしていた企業以上に社員となる個人が考えさせられたと想定するんですよね。
常々感じさせられる事として、例えば北海道でのリモートワークではコロナ禍以前に冬期での移動が積雪量によっては困難になる事がしばしば、そんな時に無理に社員を出社させるよりも自宅に居ながらでも作業が可能であればそれが最善であると思うのです。
余談として、リモートワークの需要で「人がこれ程居なくても乗り切れた」という事例が多数挙げられいるようで、言わば会社で何もしなくても通っていた社員が浮き彫りになっているようです。
このような従来の社会では就業規則こそ守れば空き時間に隠れて永遠にインターネットでショッピングをしたり気になる記事を読み漁るだけで一日が終わっていた社員にとっては、逆にリモートワークは苦痛でしかなかったのではないでしょうか。
日本では雇用保険や住民税などを社員に対して給料から一定を差し引いている事から雇用を安定させている傾向があり、年功序列という特有の言葉までも存在します。
今後は少しずつですが、日本もよりシビアになる時代を想定するのであれば、個人がプライベートでスマホよりもパソコンに自発的に触れる機会が増えなければ会社にとって自身の立場が危ぶまれる時代になるでしょう。
パソコンは使わせてもらうよりも自身で所持するべきと、ちょっと大げさかもしれませんがそう考えても損ではないかもしれませんね。