世間であっというまに浸透したWi-Fiルーター、理由は言わずともスマートフォンの普及だと思いますが、それに伴ってパソコンとプリンタを新調された際にあるご質問で「プリンターはWi-Fi接続(無線)かUSB(有線)のどちらがオススメでしょうか?」という内容を高齢者のお客さまから頂く事があります。
結論から申し上げれば信頼性があるのは「有線」ですが利便性があるのは「無線」となり、最近ではWi-Fi環境も飛躍的に安定してきていることから、このようなアドバイスも今となっては「既存にWi-Fi環境があればプリンタを無線環境で設定してみましょうか」とお伝えしている状況です。
また、最近ではスマートフォンを使って写真のプリントを行うだけではなく、PDFなどの書類もスマホアプリに続々と登場した事から、ますますプリンターをWi-Fi接続を推奨される環境が出来上がってきましたよね。
プリンタでのUSBケーブル接続の長さの限界は?
因みに「USBケーブルの長さの限界は?」とのご質問を頂くのですが、一般的に「USBケーブルは5メートル以内が推奨」とされており、これ以上の長さで接続を行っても確実に通信が行えるかの保証は見込めないとの事です。
この場合は「どうしても有線接続」を希望される方はLANケーブル接続が出来るプリンターを購入される事を強くオススメします。この場合はLANケーブルでは最長100メートルが保証されておりますので、例えば1階のリビングにあるパソコンから2階のプリンターまでは容易に届くことになります。つまりプリンターでの有線接続派はLANケーブルを使った方法が現状では好ましいかと。
プリンターをWi-Fi接続する場合のオススメはある?
また、これからWi-Fi環境を構築される方にとって、適切なWi-Fiルーターをお求めになられたいと思われると思いますが、基本は「Wi-Fi通信機器はケチらない事」が重要です。なにせ、一度構築されたら数年はその環境を変える事はないかと思いますので。
そこで当店のオススメとしては長年推し続けている「TP-LINK社」のWi-Fiルーターが最もコストパフォーマンスが良いと思われ推奨しておりますが、2021年11月の段階では「Archer AX73/A」がベストバイかと。
昨年では「AX20」という7,000円台で購入が行えるモデルをベストバイとしておりましたが、内部のCPUや通信速度や安定性を考慮すればAX73の安定感は素晴らしいものがありました。
実際にAX73を数ヶ月利用しておりますがフリーズ現象が起こる事は一度も無く、一方でAX20の場合はコストパフォーマンスこそ最高ではありましたが、ファームウエアの更新の頻度が多かった事から深夜に幾度かフリーズ現象が起こりまして、これらの症状から改善点がいくつかあると考え、甲乙付けがたいものはありましたが「TP-LINK社製のWi-Fiルーターはコスト以上の見返りがある」と信じて比較的高額のモデルを購入する事により、現在ででも非常に高速で、安定動作が行えております。
もちろん他社(バッファローやNECなど)の製品も素晴らしい出来はありますので、お選びになられる方のお好みで決めて頂いて構いませんが、何度も書きますが「Wi-Fiルーターだけはケチらないで下さい」としつこくお伝えさせて頂きます。