「0xc00000e9」エラーが発生したみたい
Windowsを使っていて一番青ざめる瞬間ってなんだか分かります?・・・私は「ブルースクリーン」なのです。このブルースクリーンという表現は画面が真っ青に表示されて、白い文字でエラーの内容が書かれているのですよ。その文字の内容の一部が「エラーコード」という表記で”0x00000○”などと表記があるのですが、原因や理由は様々なので特定するにはそれ相当の”慣れ”が必要です。
そこで今回のお客様、「ほとんど使っていないのにエラー画面が出た」との事でパソコンを回収し、店舗で確認してみました。すると電源投入時から「0xc00000e9」という表記のエラーコードが表示され、まさにお手上げ状態、何もできません。
0xc00000e9は色々な症状があるみたい
今回のエラーの症状となる「0xc00000e9」では、大きく3つの原因があるようです。まず順番にご説明すると「USB機器の不良によりパソコンが起動しない」という事らしく、まず「0xc00000e9」が発生した時はキーボード・マウス以外のUSB接続機器を全て取り外して再起動を行ってみて下さい。
それでも改善されない場合については、OS(Windows)のリカバリを試してみるという事です。これはWindowsを起動させるブートマネージャーというものが、破損しているとの可能性があるみたいですので、ここからは専門家にお願いするか、自身でリカバリを行う知識があれば初期化を行ってみましょう。
そこで最後に、OSがリカバリを行えない場合について。これはリカバリ中にフォーマットが行えない、つまりSSDやHDDのディスクが破損していてリカバリさえも行えない状況まで追い込まれていましたら諦めてSSDまたはHDDを新品に交換して下さい。
・最初にUSB機器を全て外す
・ダメならOSリカバリ
・それでもダメなら記憶媒体の故障
・SSDかHDDを新品に交換
因みに今回のお客様の症状は
結果としてブートマネージャーの破損が原因によりリカバリで改善されました。つまり物理的な破損は免れた事でデータの復旧も可能だったのですが、内部のデータはほとんど使用されている痕跡がありませんでしたので、クリーンインストールを行うことができました。
お客様としては「あれ?そうだったの?ふーん」と、仰っておりましたが、もしかして物理的な破損だったのかもしれないという節があったのではないでしょうか。どちらにしてもパソコンは正直者なので、Windowsのリカバリを行ってみることで安定動作が行っている様であれば問題はありません。
もちろん、今回のリカバリを行った事で改善される事は稀であり、機器交換を行う覚悟でリカバリを行って動作をすれば「ラッキー!」と思えるかもしれない程であり、機器交換の可能性は極めて高いと思って確認を行って見て下さい。今回のエラーは突然起こりますので特にSSDを入れて動作させているWindwosOSは十分にご注意下さいね。