世間ではWindows11にかなりの期待を寄せているのですね。この記事【低迷する長いトンネルに入る国内PC市場。「2025年の崖」ならぬ「2025年の岳」が訪れる?】にて、本年度のパソコン市場のシェアが下がりつつあるという記事を読んだのですが、学習用や業務用のパソコンであればそうかもしれませんね。
パソコンが売れない理由は他にある
昨年はテレワークやオンライン授業の需要で、パソコンが非常に売れたのは皆様もご存じの事かと思いますが、いつの時代もWindowsの移り変わりは市場が低迷する、と言われておりますが、現代ではそれだけではない事態も含まれていると思います。
シェアが下がっているのは市販のパソコンであってゲーミング用のBTOパソコンではグラフィックスボードの高騰で買い控えが進んでいる状況であり、欲しくても買わない状況が続いております(理由についてはリンクの記事を読んでね)。
個人的にはWindowsの移り変わりを意識される方は格段に少なくなっている気がするんですよね、不具合多いですし各種デバイスドライバも安定しないので警戒している方の方が多い事から、それ以上に最新のCPUやGPUに着目してパソコンが売れる時代となってきました。
つまり今年はグラフィックスボードの高騰によって買い控えが連鎖している状況なので、どちらにしても市販のパソコンは売れないのはWindows11の発売前の影響だけではないと思っております。
中古市場も活発化していますもんね
これってiPhoneでも以前は同じ事が言えたのですが、スマートフォン市場もハイスペックモデルが安価に購入出来る時代になった事から、「おさがりのiPhoneでも十分」と判断されてからは売上にばらつきが生じる事態となっているのも事実です。
つまり新品じゃない中古が売れる時代、パソコンであれば9年以上前の2012年製のパソコンでも手直しをすれば正常に動作するので、こぞって新品を買い求める時代ではないですものね、コロナ禍の影響で不景気ですし。
ですので、ニュースなどで取り上げられるWindows11の理由で買い控えなんてものはあくまでもデータであって、昔と違って売れない理由は別にあるという事を知って頂ければ幸いです。