Windows11から、初期セットアップ段階でマイクロソフトアカウントの強制化が始まりましたが、今後はデスクトップやドキュメントファイルのデータをクラウド上に保存する「OneDrive」という機能が標準で有効になってしまう模様。
これはiPhoneで言えば「iCloud」、Androidで言えば「GoogleDrive」と同じ位置付けとなるのですが、スマートフォンでは標準化された機能が、Windows11からクラウドへの同期は標準では有効になると考えれば不思議ではありません。
ですが、パソコンでは大容量のデータをデスクトップに保管するなどから、OneDriveで無料でアップロードできるストレージサイズが5GBとなれば容量が圧倒的に足りなくなり、警告のポップアップが表示される事が予想されます。
つまりは知らないうちに勝手にデータをアップロードされ、勝手に容量が足りないので課金を促される仕組みとなってしまうのは既存のユーザーからすれば到底納得のゆくものではありません。
ただし、無効にする設定は多々ありますので以下のいずれかの方法を使ってみてください。
目次
方法1: OneDriveのアンインストール
- 設定を開く
- Windowsキーを押して、「設定」を選択します。
- アプリと機能
- 「アプリ」をクリックし、「アプリと機能」を選択します。
- OneDriveを探す
- インストールされているアプリのリストから「Microsoft OneDrive」を見つけて選択します。
- アンインストール
- 「アンインストール」ボタンをクリックし、確認のプロンプトが表示されたら「アンインストール」を選択します。
方法2: OneDriveのスタートアップを無効化
- タスクマネージャーを開く
- タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択します。
- スタートアップタブ
- 「スタートアップ」タブをクリックします。
- OneDriveを探す
- 「Microsoft OneDrive」を見つけます。
- 無効化
- 「Microsoft OneDrive」を右クリックし、「無効化」を選択します。
方法3: グループポリシーエディターを使用してOneDriveを無効化(Windows Pro、Enterprise、Education)
- グループポリシーエディターを開く
- Windowsキーを押して「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押します。
- OneDriveの設定を変更する
- 「コンピュータの構成」 > 「管理用テンプレート」 > 「Windowsコンポーネント」 > 「OneDrive」を選択します。
- OneDriveのファイルストレージを禁止する
- 「OneDriveをファイルストレージとして使用を禁止する」をダブルクリックし、「有効」を選択して「OK」をクリックします。
方法4: レジストリを編集してOneDriveを無効化
- レジストリエディターを開く
- Windowsキーを押して「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
- レジストリキーを探す
- 次のパスに移動します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows
- 次のパスに移動します:
- 新しいキーを作成
- 「Windows」キーを右クリックし、「新規」 > 「キー」を選択し、「OneDrive」と名前を付けます。
- 新しいDWORD(32ビット)値を作成
- 「OneDrive」キーを右クリックし、「新規」 > 「DWORD(32ビット)値」を選択し、「DisableFileSyncNGSC」と名前を付けます。
- 値を設定する
- 「DisableFileSyncNGSC」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定して「OK」をクリックします。