WindowsXPのパソコンは修理すべきか
WindowsXPは未だに愛用されている方が多く、何故未だにこれ程利用者が多いのかと考えれば理由は多々あるのです。今回の内容は技術的な事ではなく予算や現状に対応できる範囲での仕様な考えて書こうかと思います。
まず最初にお伝えしておきますが「WindowsXPは修理しない」という記事ではないという事をお伝えしておきます、一部ではネガティブな表現が出る可能性はありますが、それは選択肢の一つとして捉えて頂ければ幸いです。
そもそも新品を買わない理由
「XP時代のパソコンはとても丈夫で10年は使うことが出来た」
このような言葉をいつも聞きます、実際は現行の部品の方が耐久性はあるのですが。ただ、それはいいパーツでのお話であって、昔のパソコンは「安かろうがかなり良いパーツ」を使っていました。ですので言葉を返せば現在は「無茶苦茶安いパーツが出回っている」という事です。いくら技術の進歩があったとしても5万円以下のパソコンが良品で出回っている時代ですので、その辺に関しては「コスパが良い」ものしか売れないと言うのは皆さんが一番理解している事だと思います。
では、その新しいパソコンがこれだけ安いのに買い替えずにWindowsXP搭載の古いパソコンの修理を希望されるのか?これらはお客様から頂きましたご意見から理由をまとめるとこのような感じになります。
・ネットに繋がずゲームで遊ぶ程度だから
・文章の入力程度に使うから
・使い慣れたアプリケーションがあるから
・もうパソコンを「それ程使わない」から
これらのご意見をまとめても、機器への愛情という訳ではなく「予算と使い勝手」という理由がWindowsXPが搭載されたパソコンを使われる理由となり、それならば思い切ってWindows7の中古をお求めになられた方が安価であり措置としては正しいのですが、「使い慣れたアプリケーション」という箇所が継続を最も希望される理由と感じ、修理のご提案を行う事があります。
修理パーツはほぼ中古になる
修理となればOSのリカバリだけでは解決に至らないのがXP時代のパソコンです。当店以外の近郊のパソコン修理屋さんでも修理は承っている様子で、パーツを寄せ集めて修理を行っている様子。
ただし部品は現行で使えるモノは限られており、規格が変わった部品では良品の中古を使用する他ありません。これがノートパソコンであれば尚更であり、ハードディスクは新品で仕入れは出来ますがメモリや基盤に関しては殆どが中古となります。よって中古で修理を行うのであれば1万円以下でお直し可能であればおススメ致しますが、それ以上の価格での修理は損傷が激しく、場合によっては別のXP搭載パソコンを中古で入手し、入れ替える作業を行った方が安価で解決する事があります。
XPのライセンスシールを剥がしてはNG
当初のWindowsXPの搭載パソコンにはリカバリディスクというものが存在しておりました。現在では殆どが「リカバリディスクはハードディスク内部に収録されており自身で作成するもの」となっております。
つまりリカバリディスクを紛失した場合ではOSをクリーンインストールを行った場合はライセンスキーが必要となり、ノートパソコンであれば背面にシールが貼ってあるものが「ライセンスシール」となりそれも資源となり、OSを入れ直すには必須のシールとなります。
もし、剥がしてしまい紛失されたのであれば修理店舗に相談してみて下さい(殆どのパソコン修理店舗ではXPのライセンスキーは大量に保持していると思われます、がクラックには注意)。
Offic2007(ExcelやWord)がXPにとって都合がいい
WindwosXP時代のOfficeは「Office2000」か「OfficeXP」を使っていた方が多いと思われます。ですが殆どが手に入らないものであり、これらもパソコン購入時には付属していたものであり、もし紛失されたのであれば友人か知人にお願いして「Office2007」を入手して下さい。
「Office2007」はギリギリですがXPに対応しておりますのでインストールが可能となり、インターネットでのライセンス認証が不要という理由からこの「Office2007」が最後の砦となりそうです(実際ではOffice2010まで対応しておりますがインターネットでのライセンス認証が必要です)。
古いアプリケーションソフトは捨てない事
最後に一太郎や花子、ロータス123などを愛用していた方にとっては、もう手に入らないアプリケーションはオークションでしか手に入れる事ができません。最近ではスマホでフリマ系のアプリが人気ですのでそれらも活用して頑張って入手をしましょう。
つまり、WindowsXPを愛用し続けるのであれば付属や購入したアプリケーションのCDやフロッピーディスクは廃棄してはなりません。他の人にとって不要品でもXPユーザーにとってはもう二度と手に入らないレアなモノですのでお気をつけ下さい。
これらの記事で、もし実際と異なる内容がございましたら当店のTwitter等でDMにてご連絡下されば訂正します。