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現代人はRPGの「レベル上げ」という行為が面倒らしい

Mother

ちょっと意外で「確かになぁ」という関心。YouTuberの瀬戸弘司さんの動画の中で話していた内容なのですが、奥様が初めてRPGのMOTHER2を嗜んでいる時に「明らかに敵が強すぎて進めない」と言い、一向に進まない事があったそうです。その内容は動画の8分後から説明があるので、まずはその内容をご覧頂ければと思います。

つまり、奥様はレベル上げという概念を知らないというのがオチではありますが、そもそも現代人にとってはレベル上げが面倒となっている理由は、現代のゲームではレベルは存在していてもゲームの進行にレベル上げを行わなくても進める様な絶妙な調整を行っている事から、多少敵が強くても進行が行えるものがほとんどとなっております。

そんな事から、MOTHER2の生みの親の糸井重里さんが以下のツイートをしたそうですが、私には理解出来ませんでしたが瀬戸弘司さんの動画をみてようやく理解出来たんですよね。

うろうろする、とても分かりやすい表現です。敵が強ければ倒せる余裕が出来るまでのレベル上げをする、というのがRPGの醍醐味なのですが現代人はそれが面倒のようです。

そもそも昔のRPGは、「サブシナリオ」や「やり込み要素」のある内容なんて存在しませんでしたから、単純にレベル上げを楽しむなんて風習が従来のゲーマーにとっては当然のように染みついている訳でして、そのレベル上げが面倒なのを克服すべく現代のRPGなどはシナリオやコンテンツのボリュームを上げ、飽きさせないように創意工夫をして制作されているのですよね。

従来のゲームソフトは数人だけで開発されている事が多く、初代のドラゴンクエストは8畳の部屋でたった10名程で制作されたんだとか。一方で、現代では一つのゲームソフトを3000人程で制作されているタイトルは珍しくはなく、そもそもの規模が過去とは違うんですよね。

そういう意味では現代では一人でゲーム開発をされている方はスマートフォン用アプリで開発されている方もおりますし、シンプルで短時間で遊べるコンテンツは現代ではスマホに寄っている感じです。

もしこれをお読みになられている方で今までRPGを遊んで来なかった方は、昔のゲームソフトで遊ぶ際はどうぞ存分に「うろうろ」してみて下さい。

それはそれで楽しいものですよ?

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