先日、お客様から「ネット回線を変えたら、安全性の低いセキュリティとiPhoneに表示されたのですが、Wi-Fiルーターを変えていないのに突然表示されるのは何故でしょう?」とのご相談を頂きました。
そこでこの問題を解消すべく、一旦情報を整理してみましょう。
iPhoneで「安全性の低いセキュリティ」と表示される理由
iPhoneではiOS 14以降からWi-FiのパスワードのセキュリティにおいてWPA/WPA2-mixed mode PSK(及びWPA/WPA2 Personal)以下では「安全性の低いセキュリティ」と表示されるようです。
大まかに言えばWi-FiパスワードのセキュリティをWPA3であれば「安全性の低いセキュリティ」は表示されない事になります。
「安全性の低いセキュリティ」を過度に心配する必要は無い
では、そのままセキュリティの低いWi-Fiルーターを使用していも問題ないのか?と、改善すべきと考えられるのであれば、確かにそうかもしれません。
ですが、Wi-FiルーターのセキュリティがWPA3に対応していなければ買い換えを検討すべきです。
最近のWi-Fiルーターであればセキュリティの問題は解消されますので、5年以上が経過された場合であれば買い換える事で、様々な環境が改善されますので以下を参考にご検討してみて下さい。
とは言え「このままではセキュリティが脆弱でハッキングの被害に遭うかもしれない!!」と過度に考えなくても個人的にはWPA2でも今は問題が無いと考えており、タイミングをみてWi-Fiルーターを入れ替える程度で良いかと思います。
突然「安全性の低いセキュリティ」と表示される原因
では何故、iPhoneに突然「安全性の低いセキュリティ」と表示されるのか、を考えればiPhoneのiOSが最新バージョンに更新されたから?と考えますが、もしお使いのWi-FiルーターがWPA3に対応しているのであれば謎は深まります。
そこで、こう考えました。
冒頭のお客様が仰っていた「ネット回線を変えたら~」との内容で、回線ルーターを変更した際にその機器がWi-Fi機能付きで、そのWi-Fi接続を変更していたら?・・・・と考えると問題は一気に解消されます。
Wi-Fiルーターは不具合こそあれど、セキュリティを突然変更される事はありません。そうなれば機器が変わったとしか考えられないのが現状です。
この記事をお読みになり「あっ!私もネット回線を変えたら安全性の低いセキュリティと表示されるようになった!!」に該当される方は間違い無く、脆弱なWi-Fi機能を備えたルーターのネットワーク環境になっている証拠となりますので、別途にWi-Fiルーターをお持ちでは無い方は最新の機器を購入される事をオススメします。
これで解消されれば良いのですけどね。