先日お電話でこのようなご相談がありました。
「自宅が落雷の被害に遭い、購入したばかりのパソコンが起動しなくなってしまい、メーカー修理を行ったのですがインターネットが繋がらず、再送して調査をもらったのですがメーカーでは再現さえれないとの事で、何が問題なのかが分からない問題が起こっています」との事。
このようなご相談を頂いた場合、問題点が複数ある時は理論的に考えてはいけないと思っており、直接お客様宅でその症状を確認してみなければ解明出来ない事がほとんどです。
実際にお伺いしてみると、宅内のネットワーク環境がSoftBankAir(ソフトバンクエアー)であり、この機器にあるLANポートにはしっかりとLANケーブルでパソコンと接続されておりましたが、アクセスランが点灯していない事から、どちらかのポートが破損している事となります。
そこで持ち込みで用意したWi-Fiルータとパソコンを接続すると、LANポートのアクセスランプは点灯した事で、SoftBankAirのLANポートが破損している事が確定となりました。
原因が特定できた事で、ゲーミングのデスクトップパソコンには臨時としてWi-Fi子機のUSBモデルを購入して頂き、修理を行うまでの間はWi-Fi環境で利用して頂く事で作業はクローズとなりました。
落雷の被害というものは、テレビや電話だけではなく通信機器も被害が及ぶ事があり、結論を書けば対した事に感じられない内容かもしれませんが、通信が出来ない箇所を特定するには予備のルーターなどの機器が必要になる時があります。
皆様もご自宅で入れ替えたWi-Fiルーターは処分される方がほとんどだと思いますが、このような不慮の事故が行った場合に、検証用として余分にルーターを保持して置くことを強くオススメしたいと思います。