パソコンのパーツはスマホや車と同様に、めまぐるしい速度で進化してゆきます。そのなかで埋もれた機器も多く、動かなくなってしまったパソコンは廃棄の一途を辿ります。
「処分に困るので回収して頂けますか」
そのようなご依頼は新しいパソコンを納品した際にご依頼を多く承るのですが、この場合は個人情報が記録されているHDDやSSDを取り外した状態で回収しております。
それは何故か?と言えば、大事なデータを取っていない場合や取りこぼしたものがあると後に後悔をしてほしくないという思いから、記憶媒体はお客様宅に保管をお願いしております。
そこで残りの部品となるものは取り外して処分を行うものもあれば、再利用出来るものは検証用として保管させて頂いておりますが、今回のパソコンはなんだか直りそうな気がしましたのでマザーボードの一部にテスターをかけてみたところ、コンデンサの故障だけで修復出来る事が判明しました。
CPUはXeon E5-2670、メモリは16GB、グラフィックボードはGTX1060と、当初ではコア数が8つもあるCPUも珍しかった事から、安価にかつコストパフォーマンスが良い構成であったと考え、これらが正常に動作した事でデータ復旧用の臨時パソコンとして保管する事に決めました。
メインパソコンとして利用できるのかもしれませんが、現代にはそぐわない消費電力の様子でしたので、あくまでも臨時用と考えました。
このように、日々パソコンの部品が増えて黒い箱が立ち並ぶ魔境のような店舗になってしまいそうですが、それもまた一興。
今後も直せるものであれば、時間が許す限りガンガン直してゆきたいですねー