9歳までのスマホ利用目的は8割がゲームとYoutube
当たり前といえば当たり前
内閣府での調査で「低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査」を行い0〜9歳までの子供でのインターネット利用率と目的の統計が出ておりました。
統計を取らなくても結果は目に見えてやはりゲームと動画です。意外な所で「情報検索」が異様に低い所でしょうか、お子様にとってはスマホを遊具として考え、情報検索を行う為のキーワードすら知らない時期にスマホを操作している事になります。
HIKAKINの収入はお子様が支えている
最近のニュースで大人になったらという定番の「将来なりたい職業」でYouTuberという候補が増えているのはこれらの統計で理解ができます。その中でも有名なのが「HIKAKIN」、YouTubeでヒューマンビートボックスで一躍有名になった方ですが推定年収は5億円以上、これは他の人気YouTuberがテレビで公開した推定年収ですがHIKAKINはこれ以上に稼いでいると考えればこの程度はラクに稼いでいると思います。
つまり、子供から見ると「テレビより身近に感じられるお兄さんがどんどんいい家に住み欲しいものをガンガン買っている様子」が理想になり、「好きなことをすればお金を稼げる」職業と錯覚していると勘違いしているのかもしれません。
ですが彼のように真似を出来る人は何人いるでしょうか、それはもの凄く努力を行っていることも知らなければなりませんよね。一人で撮影をして動画を編集をしてを一日何度も行いほぼ1日カンズメ状態の日々がもう6年間も真面目に行える人はどれほどいるでしょうか。その様子が伺える様子がこちらの動画となります。
これらをみて「サラリーマンの方が幸せ」と感じる方がいるかもしれません。実際そうです、休みの日にキャンプに行ったり会社帰りに仲間と飲みに行く時間も彼らにはほとんどありません、あるとしてもそれを動画にすることでしょう。職業として仕方のないことですがあまりにも自由が無いこともお子様にやんわりと伝えてみるのはどうでしょうか(知っているかもしれませんが・・・)
子供のトレンドを知った上で啓蒙すべき
昔であれば流行りのおもちゃの話題、アニメの話題はテレビで手に取るように分かる時代がありましたが、今のトレンドはインターネットの動画紹介から火がつく傾向にあります。
何を規制して何を規制すべきではないかはスマホやパソコンではなくそのインターネットの使い方で判断すべき事、当たり前の事を書いているようですが「流行の回転率が早すぎる」現代では大人でもYoutubeでの「急上昇」を就寝前の5分だけでも観てみて下さい。お子様にとって「何がトレンドで何に関心を持ってる」のかを知るのは便利な機能です。
「これの何がおもしろいの?」と思うかもしれません、私もそう感じる動画を沢山観ております。ですがどこかに必ず理由があり、子供にとって興味のある箇所が必ず存在しますので、それらをきちんと把握した上で何を規制すべきかをアドバイスしてあげて下さい。根拠のないダメ出しはお子様にとって矛盾であり「大人では理解できない」と分かると逆に拍車がかかるモノもあります。
幼少期にスマホを使ってはいけないという訳ではなく、管理する大人がネットのフィルタリングソフトに頼ってしまい理解していないことが問題であると感じます。「動画ばっかり観ていないで勉強しなさい」ではなく「はじめしゃちょーはこういう方法で勉強していたみたいだよ」などと言うだけでも子供は親の監視網が意外に大きいと判断する傾向から自重する傾向があるとも聞きいた事があります。
スマホの時代であるからこそ、異なる視点での規制の対策を考えましょう。また、お子様に持たせるのは大人がしっかりと理解してからでも良いかもしれませんね。