
最近、SNSや動画でよく見かけるようになったワードがあります。
「Androidだと蛙化」
最初にこれを見たとき、正直「えっ、蛙?ケロッピ?」と本気で思ったんですよ。
でも、意味を調べてみてびっくり。どうやら一部の若い女性たちが「Androidスマホを使っている男性」に対して、急激に気持ちが冷めるという現象を指してるらしいのです。要は、iPhoneじゃないだけで“ナシ”判定を食らってしまう、と。
実は私、iPhone歴15年超。iPhone 3Gの時代から使ってきたんですが、あの頃なんて「なにそれ?外国の変な携帯?」くらいの扱いで、むしろちょっと変なオジサン扱いされてた記憶があります。ところが時代は変わるもので、iPhone 4Sの白モデルあたりから、明らかに女性の反応が違ってきた。
「あ、それiPhoneの白ですか?かわいい!」って、ガラケー時代にはなかった反応ですよ。
今やiPhoneは“持ってて当然”のブランドアイテム。ブランド・色・デザイン、そしてAirDrop。これさえ揃っていれば信頼感がアップする。それが今の「スマホ格差」なんでしょうね。
でもね、海外に目を向けると話は別。なんと世界では7割以上がAndroidユーザーだそうです。
理由?「使いやすいから」だそうです。うん、シンプルでいい。
そもそも、海外では国の事情により必要なアプリがiPhoneには入れられないことも多くて、Androidのほうが自由で実用的なんですよね。一方で、日本は「見た目重視」。つまり、必要な機能よりも“見た目が大事”という傾向。これはもうガラパゴス文化の極みです。
じゃあ私がどっちを使いたいか?
……正直、最近はAndroidに興味津々なんです。特にGalaxy FoldやFlipの折りたたみ機能なんて、男心をくすぐるガジェットの塊みたいなもんですから。
だけどね、使わないんです。なぜか?
AirDropが便利すぎるから。
私は仕事柄、お客様に写真やデータをその場で渡すことが多くて、AirDropはもう生命線みたいなもの。「診断写真をAirDropで送っておきましたー」って、たったそれだけで済むのがiPhone最大の魅力。Androidじゃこうはいかない。
だから仕方なく、私はいまだにiPhoneユーザーのまま。でも心の中では、Galaxy Foldをいじってニヤニヤしたい気持ちがくすぶってるわけです。
さて、“Android蛙化”の話に戻りましょう。
昔、「ファミコン友達」って言葉があったのをご存じですか?
ファミコンを持ってる子の家にしか遊びに行かない、ある種の“持ち物差別”です。私もファミコンを持ってなかったので、何件も友達の家を“はしご”してゲームを遊ばせてもらった思い出があります。
つまり、昔から「持ってない=仲間外れ」っていう構図はあったんですね。
そして今、それがスマホという形で再現されてる。
「Android?うーん…ないかな」って、まさに現代のファミコン現象です。
じゃあ、どうすればいいのか?
私の考えですが、若い人たちはどちらのスマホでもいいと思います。
適応力があるし、使いこなす力もある。見た目を大事にしたっていい。でも、ただの見た目で相手を判定するのは、ちょっともったいないよなって思うんですよ。
そして高齢の方には、私は断然iPhoneをおすすめしたい。
なぜかって?周囲の誰かが使ってるから。
いざ困ったとき、家族でも、孫でも、近所の人でも、誰かしらが教えてくれる。この「困ったときに誰かに聞ける」という安心感は、他のどの端末にもない“強み”だと思います。
便利って、スペックだけじゃない。誰かに助けてもらえる、その可能性が高いってことも、立派な“性能”なんですよ。
というわけで、スマホ選びは“見た目”か“実用性”か。
それを決めるのは他人の目じゃなくて、自分の暮らしと目的だと思います。……といいつつ、次の新型Galaxyが出たら、また心が揺れるかもしれませんが。