最近ご相談が多い内容で、「以前にiPhoneのバッテリー交換を行ったが最近になって消費が激しい」とのご相談を頂くことがあります。これらは何が問題なのでしょうか、実際に何件かの診断を行った結果をお伝えしたいと思います。
再診してみると驚きの結果が
通常ではバッテリーの持ちが悪くなる場合に関しては以下の画像のような「DesignCapacity」となる「最大充電容量」と「CycleCount」という「充電サイクル数」で劣化を判断する事にしております。
この様に最大充電容量が80%を切る場合や、充電サイクル数が500回を超える場合は交換を行うべきバッテリーと判断しておりますが、お持込をされるiPhoneでは以下のような「バッテリーの劣化具合としては全く問題のない」状況の時があります(以下の画像はイメージであり実際の状況ではございません)。
バッテリーが原因では無い、とは言い切れない
つまりバッテリーの問題では無く、本体基盤となるロジックボードに問題があると判断せざるを得ない状況でもあり、このままでは「バッテリーの問題ではありませんので何も出来ません」というたらい回しの状況となっておりこれらを解決するには何をすれば良いのか。
私が行っているのはお客様の過失でもなく本体基盤の劣化であったとしてもバッテリー交換を再度ご提案を行っております。これは賛否が分かれる事ですが「お腹が痛い」という患者様に「様子をみましょう」で終わるのはどうかと言う事です。
世の中理論的な物事では解決できない事があります、それらを少しでも改善するには出来ることを一つでもご提案するのが私の役割と思っておりますので、もしご希望であれば何度でも診断を行うように心がけております。
まずはご連絡を
もし同じ様なお悩みの方はまずは症状を出来るだけ明確にして頂いてお伝え(バッテリー交換を行っても改善されないことだけでも良いです)頂ければ幸いです。
iPhone修理というのは常に手探りの連続であり、世界中のリペア業者が動画やブログなどで技術情報を提供し続けておりますが、未だに解決されない症状が多いのも事実です。このような事は一つでも解決されれば個人でも法人でも関係なく情報提供を惜しみなく行うべきなのですが、一部で止まってしまっているのも事実。これらを解決するには「諦める」のではなく「何度も確認させて頂く」事で解決に繋がります。
これはお願いとなってしまうのですが、お客様の為にも、当方のような修理業者にとっても、解決の糸口に繋がるように目標にしておりますので、ご遠慮無くご相談頂ければ幸いです。