本日も修理ブログです
最近まで修理の様子をブログにしていなかったピシコです。今回も前回に続きましてスマホの案件でして、割れたiPhone6でタッチが行えなくなったものを新しいiPhone6にデータ移行を行う、というものでした。
ざっくりと手順をご説明
修理というよりは手順とはなりますが作業は非常にシンプルで、まずは割れてタッチが行えないiPhone6の液晶パネルを検品用のパネルに交換します。この際、ホームボタンは移植する必要はありませんので、アクセシビリティ機能で擬似ボタンでほとんどの操作が行えます。
これでタッチが行えるようになりましたので、元のiPhone6をPCでiTunesに接続し、暗号化をつけてバックアップを行います。因みにここまでの所要時間はバックアップの時間を覗いて5分程度、簡単です。
iTunesにバックアップが終わりましたらここからが本番。一番お手間がかかるのが、非常に非常に大事な「LINE」の引き継ぎ作業なのですが、トーク履歴をiCloudにバックアップを行い、LINEのIDとパスワードを控えておきます(パスワードはその場で変更可能なので心配はありません)。これでLINE関連の引き継ぎがほとんど完了です。
肝心な事ですがヒアリングシートは必須です
ここで作業のご説明の途中ですが、お客様から事前に控えておくものは「Appleアカウント」と「LINEアカウント」と「iPhoneで設定を行ったパスワード(2ファクタ認証の数字含む)」、となりますのでこれを間違えると大変お時間を要すのでしっかりとヒアリングシートにご記入して頂いております。
次に、上記の作業を行いながら、新しいiPhoneはiTunesに接続してiOSの更新を行った後にデータを復元します(iOSのバージョンが同じではないと復元出来ないので)。
これで8割完了しましたので、残りの2割の作業は復元後のLINEの復旧だけとなります。新しいiPhoneをWiFiで接続して復元したアプリは形だけなので自動でダウンロードされる画面を完了されるまで待つだけです。
そしてLINEの引き継ぎにはIDとパスワードに他に、電話番号認証がありますのでSMSで番号を受信して完了。作業は簡単なのですがデータが正常に戻るかはアプリを開かなければ問題なしと判断できませんのでこの時間が一番緊張しますね。
この時点で移植後のデータを確認して問題がなければ完了です、お疲れ様でした。以上、ちょっと変わった手順でのiPhoneのデータ移行作業でしたが、参考になれば幸いです。