
「近所のお店もネット通販も、薄め液が全然ない!」そんな声が模型界隈でじわじわ増えています。原因は転売?メーカー廃盤?いいえ、どちらでもありません。この記事では、今何が起きているのか・なぜ品薄になっているのか・いつ手に入るのかを、わかりやすく解説します。
1. そもそも「薄め液」って何に使うの?
プラモデルの塗装に使う「ラッカー系塗料」は、そのままでは濃すぎてうまく塗れないことがあります。そこで使うのが薄め液(シンナー)。塗料を適切な濃度に希釈することで、きれいに塗装できるようになります。
また、塗料を吹き付ける道具であるエアブラシの洗浄にも大量に使います。エアブラシは使うたびに内部を洗浄しなければならないため、塗装するしないにかかわらず、薄め液の消費量はそれなりにあります。
つまり、ラッカー系塗料でプラモデルを塗る人にとって、薄め液は「なければ作業が止まる」レベルの必需品です。だからこそ、今回の品薄騒動がこれほど大きくなっているのです。
2. なぜ今、薄め液が買えないのか
今回の品薄の根本的な原因は、中東情勢の影響による原油価格の上昇です。薄め液はシンナー系の製品で、石油を原料としています。原油が値上がりすると、製造コストが上がり、製品価格も上がることになります。
これ自体はよくある話です。問題はここから起きました。
「値上がり=商品がなくなる」という誤解が広がった
SNSや口コミで「薄め液が値上がりするらしい」という情報が流れると、一部の人が「今のうちに買い込んでおかないと!」とパニック買いを始めました。さらに、転売目的で大量購入する人も現れ、結果として店頭・通販の在庫が一気に消えてしまいました。
これはかつてのトイレットペーパー不足と同じ構造です。実際には商品が作られ続けているのに、需要の急増によって一時的に棚が空になってしまう現象です。
薄め液は廃盤になったわけでも、販売停止になったわけでもありません。値段が上がるだけで、製造・販売は継続されています。
4. 実際に入手できた方法と参考価格
筆者も今回の件で薄め液を探し回りましたが、近所のショップもAmazonも在庫ゼロ。唯一注文できたのがジョーシンウェブ(joshin.co.jp)でした。取り寄せ扱いにはなりましたが、しっかり注文できました。
さらに嬉しいことに、注文済みの商品は値上がり前の価格が適用される見込みとのこと。早めに注文しておくのが得策です。
| ガイアカラー T-01L 薄め液 | 1リットル / ラッカー系全般に対応 ¥1,480 / 本 |
| 購入本数 | 2本(合計2リットル)¥2,960 |
| 入荷予定 | ジョーシンウェブ調べ4月3日ごろ〜 |
ガイアカラーの薄め液は、他メーカーと比べて1リットルあたりの価格がかなりリーズナブルです。エアブラシ洗浄でたくさん消費することを考えると、コスパの面でも優秀な選択肢です。

普段はどこでも買えるので安心してね
5. パニック買いをしてはいけない理由
今回の騒動で改めて感じたのは、パニック買いは状況を悪化させるだけだということです。
薄め液は、プラモデルをそれほど頻繁に作らない人なら1本(1リットル)で1〜3年はもちます。エアブラシを頻繁に使う人でも、半年〜1年分は確保できるボリュームです。「なくなる前に」と焦って10本買い込む必要は、どう考えてもありません。
もし今手元に少しでもストックがあるなら、それで4月まで乗り切れるはずです。焦って転売価格の商品を買ったり、必要以上にまとめ買いしてしまったりすることは、結果として品薄をさらに長引かせることにつながります。
特に今からプラモデルを始めようとしている方へ:タイミングが悪く、本当に申し訳ない状況ですが、4月以降は落ち着いて購入できる見込みです。もうしばらくだけ待ってみてください。
6. 今後の見通しとまとめ
現時点(2025年3月下旬)での状況と見通しをまとめます。
薄め液は必ず手に入ります。何度でも言います。手に入ります。今は少し不便かもしれませんが、落ち着いてジョーシンウェブや信頼できる通販サイトで取り寄せ注文を入れておき、あとは入荷を待つだけでOKです。
みなさんが落ち着いて、楽しくプラモデルを作り続けられることを願っています。
















たぶん原因はこれ