家電量販店に集まるのはどうなのだろうか
新型コロナウィルスの影響でこのゴールデンウィークは市内も閑散ムードかと思われますが、一部ではそうではない様子。
Twitterで話題となっているのは家電量販店スタッフの悲痛の叫びが多数ツイートされており、私も家電量販店のサポートスタッフとして勤務していた経験があることから、現在の状況がどれだけ過酷で深刻な状況となっているかをソーシャルメディアで知りました。
ここで私が出来る事を考えれば、元関係者としての周知が行えればと思って記事にする事にしました。この記事をお読みになって、もちろんほとんどの方が自宅に居ると信じておりますが、改めてご理解を頂ければ嬉しい限りです。
家電量販店スタッフの現状
まず、最初に家電量販店は10年前に比べてスタッフの人員が削減されている店舗が存在します。それは売上の高い店舗であれば一つのコーナーには4人ほど居た時もありましたが、売り上げの低い店舗は確実に減っていると思われます。
それを踏まえまして、これらのツイートを見て頂ければ現状がご理解頂けるかと思います。
ゴールデンウィークが始まりました。客足は日に日に増えています。
家電量販店、携帯販売の現場からです。 pic.twitter.com/lJAYSG2Myz— ぴよ (@omokage_clover) May 2, 2020
今日はとうとう客に「家電量販店はコロナまみれなんでしょ?お願いだから話しかけないでください」って言われました。
なんで来た?どうして来たの?コロナまみれだってわかってるなら来ないでください。そして下見だと言って帰りましたね?どうして来たんですか?— 家電量販店の携帯店員 (@QkBVnuIo5UQZf8u) May 2, 2020
#とくダネコロナSOS
家電量販店、本当に休業した方がいい壊れてないのに携帯の機種変更
家族連れでゾロゾロ来店が後を断ちません
社員もヘルパーを駒としか考えてなく、リスクが高いのは直接お客さんに対応する私たち、捨て駒なんですか?
— 姉@量販店勤務携帯スタッフ (@ane_Monologue) May 3, 2020
ニュースで何故感染者は減らないんでしょうか??って言ってる。
いや、家電量販店とかホームセンターとか見てる??見てないフリ??
本当のバカ?気付いてるはずでしょう??
客数150%、0距離の接客、猿の様なモラルの無い客。
これだからメディアは。
実に滑稽だ。#家電量販店 #ホームセンター— でんきや不真面目店長 (@68JFjDZkoUAGbLi) May 1, 2020
如何でしょうか、10年前に比べると家電の機能は簡略化され便利にはなっているのですが、それは今まで使用してきた方にとってのお話であって、使いこなせない程の豊富な機能は確実に増えていると思います。
そこで、店員さんの知識量にもバラツキが生じている事は間違いはなく、駅前店舗と郊外店舗のスタッフではかなりの差があると思っております。
両者接客は行えたとしても、ご納得がゆくご説明というのは時短は出来ませんので、そこに接客スキルの差が生じてくるのですが、郊外のスタッフは一部の優秀なスタッフを除いて知識量はお客様と同じレベルの人間が居ます。
そんな時に今回の事態が生じてしまうと、僅か数名のお客様のご対応を行うだけで閉店時間となってしまう可能性がある事から、お客様は可能であればご来店前に事前に要点を絞っをご質問を考えて来ると良いかもしれません。
箇条書きメモでスタッフに質問してみては?
私は一度ご対応を行なったお客様には『次回ご質問がある時は箇条書きで良いので紙に書いて頂ければ、その準備にお答えします』とお願いしておりますが、このような形で良いかと思います。
これは、お客様にとってもお時間は有限であるという事、私達のようなサポート兼修理業は最終的には修理となるのか、診断で完了すべきかの判断を、お問い合わせを頂きました段階でご一緒に決める事で時短になるだけではなく簡略化される事でご理解頂きやすい結果に繋がっております。
ただし家電量販店の定員は、あくまでもご提案となる回答のみとなりますので、最終的なご判断はお客様に委ねる結果となりますので、ご予算の選択肢はあらかじめ数パターンある事を予測しておくべきかと思います。
またご予算を気にされているのであれば
・診断で終わるケース
・部品交換となるケース
・お買い替えの方が良いケース
と、上記の3点を概算でご質問頂ければ双方にとってじっくりとご検討頂ける時間を設ける事が出来ると思っております。
まとめますと、『ご質問の要点を箇条書きで事前に用意しておく事』と『複数のケースのご予算を聞いておく事』、これだけでご質問を行う内容の前後が簡略化出来ますのでお客様にとってもご不安に感じる事が減るのでは無いかと思っております。
少ない人員で稼働している事をご配慮頂く為には、ちょっとした工夫で解決できる事はありますよ、というお話でした。