先日、他の業者が予備の記憶媒体としてSSDを採用しており、これが突然認識しなくなってしまった。具体的にはWindowsのメインドライブがCドライブに対して予備のDドライブが破損してしまったという事になります。
予備ドライブはHDDがオススメ!の理由
今回はこのSSDという媒体が予備ドライブとして正しかったのか?と考えると難しいところではありますが、SSDは読込速度が早く何かと便利な媒体ではあるものの、この予備に大事なデータを保管していた方にとっては致命的となります。
つまりは読込速度が遅くでも万が一に備えてHDD(ハードディスクドライブ)を未だに採用される大きな理由としてはHDDは故障時でも復旧出来る可能性が高いという事。具体的にお伝えすると、HDDの内部はプラッターという円盤に磁気データを書き込む事によって記憶されていることに対してSSDはNANDチップに書き込んでおります。
もし静電気によりパソコンが起動しなくなってしまった場合、SSDもほとんどが半導体のようなものなので一緒に破損しているケースがあります。一方でHDDは円盤に書き込んでいる磁気データのため無事な事が多い、これがHDDをオススメする一番の理由になります。
よって、予備ドライブを設けられる場合は「外付け式」であっても「内蔵式」であってもHDDを選択する事が望ましいとお伝えしております。
どこのメーカーのHDDを買えば良いの?
次に、一番多いご相談内容として家電量販店で販売されているハードディスクはどれを購入すれば良い?というものになりますが、答えは「どれを選んでも良い」です。
ですが、それでもこの疑問がまだ拭えていないと思います。
はい、これは「メーカー代」という仕組みが理由となりますが、例えるならばカシミヤのセーターをイオンで販売されている価格とユニクロで販売されている価格は明らかに違うはずです。
ハードディスクもこれと同じで、USBの外付けハードディスクの中身は海外製をメーカーで側を取り付けただけですので、性能差はほとんどありません。
ですので家電量販店のチラシに掲載されている特価のハードディスクは性能が低いのではなく、メーカー側が適正な価格に設定したものを卸して販売しているだけのことになります。
また、衝撃耐性の特化したハードディスクも販売されておりますが、外側を頑丈に作り内部にゴム剤を設置しただけになりますので、ハードディスクそのものの耐久性は変わりありませんのでご注意を
もし予備ドライブを必要とし、お急ぎでなければ常に安価で購入が出来るネット通販で購入される事をオススメします。個人的には以下のサイズは大きいですが3.5インチのモデルが安価で破損しにくい事からいつも購入しておりますので参考にしてみては如何でしょうか。
同じ容量なのにメーカーによって値段が違うのは何故?