最近では「残念なパソコン」を仕入れる習慣が出てきまして、状態の良いパソコンよりも一手間どころか大がかりなパソコンを直して販売をする事が楽しくなってきました。
その中でも、作業行程が一番多いのが「ヒンジ折れ」となるパソコン。これは土台のプラスチック素材が折れてしまい、蓋が開いてしまっている状況となっているのですが、破損次第では接着や溶接を行っても再び破損してしまう事があります。
本来であれば正常な土台はこのような状態となっているのですが、どう見ても基礎が弱い。このうなモデルとしては、扱い方が悪くなくても簡単に折れてしまいますので、購入時から土台の周辺に造形剤などを埋め、対策を行う必要があります。
とは言え、事前に造形剤を施工する人は誰一人いません。なにせ開墾をしてまで確認を行う人なんておりませんからね。そもそも折れてしまったヒンジの土台を悲観する必要はないのですから。
直せば良いだけなのですが、個人的にはビス止めを行いますが、デザインは意外に悪くないんです。ちょっとだけ突起するものがあるのですがこれが直した証拠であると実感出来るのもの修理の醍醐味だと思うんです。
今回は天板の土台も割れていたので、順番としてまずこれを直してみました。
修理に慣れると、周囲に傷をつけることなく電動ルーターを使って穴を開ける事が出来ます。これにビスを差し込み、長くなったネジを切断するだけです。
これを「美観を損なう」と思うかも知れませんが、修理痕は意外にも悪いものではないと思っています。なにせ曖昧な修理を行うのが嫌なのです、再度書きますが土台の「接着」はあくまでも応急措置です。
このビス止め式は確実性があり、接着剤でベタベタと繋げるよりも遙かに美観も悪くなく何よりも即効性があり効果的。折りたたみ式のノートパソコンはこの問題に直面しやすいので、もしこのような問題でお悩みの方は施工を行いますのでご相談ください。
因みに、この修理を行ったパソコンは今後販売予定ですので掲載をお待ち下さい。