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音声入力×AI活用は万能じゃない|現場でたどり着いた現実的な使い分け

ChatGPTは調べ物じゃない、私が入力補助として使う理由

世の中は今、「話すだけで終わる時代」そんな言葉であふれています。

音声入力。AI。自動文字起こし。

確かに、便利になりました。ですが――実際に毎日の仕事の中で使ってみると、そこには理想と現実の、はっきりとした段差が存在します。今日は、その段差の話です。

Windowsの音声文字起こし、その実力はどうか

まずはWindows環境。

結論から言うと、そのまま文章として使うには、少し厳しい。誤変換は起きる。文の区切りも曖昧。話した本人しか分からない文章になることも少なくありません。

ここで私は、こう割り切りました。

音声入力は、思考を外に出すための入口。完成形ではない。最終的には、必ず自分の手で文章を整える。この一工程を入れるかどうかで、メモが「ゴミ」になるか「資産」になるかが決まります。

あえて手で書き直す、その理由

「それなら最初からキーボードで打てばいい」そう思う方もいるでしょう。ですが、音声には音声の役割があります。

話すことで、思考の流れは止まりません。言葉が詰まらない。さらに重要なのは、トラブル耐性です。ネットワークが不安定でも、AIが応答しなくなっても、テキストは手元に残る。コピーして、貼り付けて、どこへでも持っていける。

これは効率の話ではなく、保険の話です。

「声で入力=課金」の時代をどう見るか

最近は、音声入力=有料そんな流れも強くなってきました。もちろん、価値のあるサービスもあります。

ですが、日々のメモや備忘録においては、過剰装備になることも多い。Windows標準機能に、
自分の手を少し足す。この程度で、実務は十分に回ります。

スマホに持ち替えた瞬間、評価は変わる

ところが――スマホになると、話は変わります。

外出中。移動中。ふと浮かんだ考え。

ここでキーボードは、正直遅い。その点、ChatGPTのボイス機能は強い。

話せば、理解する。整理して返してくる。指を使わず、思考だけを預けられる。即時性という一点において、これは非常に優秀です。

ただし、万能ではない

便利だからといって、すべてを任せるのは危険です。スマホ×AI音声入力は、

  • ネットワークに依存する
  • 保存が曖昧になりやすい
  • 後で探しにくい

つまり、捕まえる力は強いが、残す力は弱い

結論は単純だ

いろいろ試した結果、私はこう整理しました。

  • Windowsは保管庫
  • スマホは捕獲器

残したいものは、Windowsへ。今すぐ逃したくない思考は、スマホで捕まえる。そして最後に、
AIで整える。この役割分担が、一番静かで、強い。

音声入力の本質は「正確さ」ではない

最後に、ひとつだけ。

音声入力に求めるべきものは、完璧な文字起こしではありません。

思考を失わないこと。

ツールは主役ではない。主役は、考えている自分です。音声入力もAIも、その思考を守るための脇役。そう考えた瞬間から、道具はちゃんと、味方になります。