パソコンの故障は前兆が無いときも
先日飛び込みでのご来店があり、パソコンの電源が突然入らなくなってしまったとの事でした。因みにこのような「突然」というキーワードに関してはパソコンにとって普通の事であり前兆がないままお役目を終えてしまうことがあります。
「突然起動しない」理由
それはハードディスクの経年劣化であったり、ノートパソコンの場合であれば液晶ディスプレイの劣化も考えられます。ですがこの「突然」というキーワードが絡みますと、必ずと言っても良いほど本体基板のマザーボードの損傷が考えられるのです。
破損箇所を具体的にご説明すると、おおよその確率でチップやコンデンサの破損だと思われ、これでは修理しようにも民間企業では基板を容易にお取り寄せが出来る部品では無いため、必然的にメーカー修理となります。
ではここで、メーカー修理に関しての過去の経験談ですがメーカーでは部品在庫を保管する期間の「部品保有期間」という言葉が存在します。一般的には6〜7年保持されていると聞きますが殆どは7年目の段階で汎用製品以外の部品は在庫が尽きているのが現状です。
損害保険に加入をしていれば申請を
これらの情報を予め知っている民間修理店は、7年前後が経過しているパソコンにはお買い換え、もしくは修理不能証明書を任意で発行しており、この証明書があれば災害保険などに加入されている方であれば「落雷による故障により交換不可」との診断内容を添えて発行する事が可能です。
つまり、自然災害による故障の場合で保険に加入していれば修理費全額とは行かなくても、パソコンのお買い換えを行える貴重な資金となりますので、改めて火災保険などの特約を確認してみる事を強くオススメします。
因みに、修理不能証明書に関しては以下の記事でご紹介しておりますのでご参考にして下さい。