「海外製のパソコンはフリーズしやすい」・・・!?
家電量販店さん、しっかりしてね
先日あったお客様からのご相談。パソコンが壊れてしまいデータだけでも救済できないかとのご依頼があり、データは保持できてもその後のパソコンの購入を検討されておりましたので家電量販店での購入を勧めました。
そこで新しいパソコンをじっくりとご検討されていた様子で、出来れば安いパソコンをお求めになりたいとの事で、家電量販店のパソコンコーナーで海外製のパソコンが安価である事から店員さんにご質問したそうです。
「このパソコンが安いのは海外製だから?」との質問に店員さんは「海外製のパソコンはフリーズしやすい」と仰ったそうです。実際にはどのようなご説明が前提にあったかはわかりません。ですが今回はこの「フリーズしやすい」という言葉にお客様が疑問を抱き、ご相談に至ったというのが経緯です。
「これ」しか解釈できなかった
当店としてのご返答は「パソコンの性能が低いので動作が停止しやすいという事を伝えたかったのではないでしょうか」とお伝えしました。きっと、いや多分これだと思うんですよね。
私も以前は販売員をしていた事もあり、先輩には「横文字を使うな」と指導されていました。横文字って分かりにくいんですよね。パソコンに詳しい方ならば「マウスをクリックしてドラッグアンドドロップ」という言葉、知らない方にとっては東洋のおまじないみたいに聞こえますよね。
初めて自動車の教習所で「サイドブレーキ」や「クラッチ」等の専門用語を言われた時と同じです。物事にはまず視界に分かりやすい解釈から入らないと緊張している人にとってはパニックになりやすいという事。
通販番組を見て勉強した方がいいですよ
逆に通販番組は説明が分かりやすい事で横文字を性能の良さを強調する時に使う傾向がありますよね。「メモリーは4ギガバイト!」とか「CPUはペンティアムを搭載!」など、実際にはふつーの性能であっても凄いものだと感じてしまうのが凄い。
つまり今回の疑問は「フリーズしやすい」というネガティブなキーワードが頭に入りやすく、店員さんの心の声として「本当は国産の高いパソコンを買って欲しいけど安いパソコンが欲しそうだし少し脅かしておくか」的な感覚かな?と思ってしまいます。
国内で生産ならいいんですか?
因みに「海外製は単に安いだけ」という風調はもう古いですよね、中国のファーウェイは日本の船橋市に工場を新設するなど、世界3位のスマホメーカーが日本で製造されればこれも国産?と、冗談を交えましたが海外モデルの出来は現在の段階でも日本の製品を凌駕しつつあります。
これから5年後には「国産のパソコンは高いのにフリーズしやすい」と言われる日が来るかもしれませんね。と、ちょっとした皮肉も交えつつ、解釈のズレは勉強不足でもありますよオチで締めたいと思います。