誰でも起こりうる事、それが化学物質過敏症
これは、とあるお客様と私の記録を残したものです。
実際のお医者様からのご意見ではなく、お聞きした内容だけを記したものであり、他の方は症状とは異なる内容もあるかもしれませんがご了承の上お読みください。
2012年1月、WiFiを使用していると具合が悪くなるとの事でお客様宅にお伺い。WiFiルーターはリビングのテレビの横に設置されており、通信端末としてはパソコンのみの時代であった事から、不便ではあるがWiFiルーターを撤去して様子を観ることとなりました。
その際、お客様はご自身の症状を「電磁波過敏症」と仰っておりました。この電磁波過敏症とは電磁波や紫外線を受けると具合が悪くなり、場合によっては吐き気や目眩などが発症され、日常生活に支障を及ぼす原因不明の病気とされ、病院によっては心の病として診断されるとの事です。
因みにお客様は「アレルギー性鼻炎」から発症したとの事で、職業柄アルコールや薬剤を多く含まれたものを多用した影響で、鼻の粘膜がなくなってしまい、それに追い打ちをかけるように新築の一戸建ての際に建材の合板の影響でシックハウス症候群から電磁波過敏症らしき症状が現れたと仰っておりました。
それから7年が経過し2019年、お客様はパソコンを新調され、私がお伺いをさせていただく事になりました。そこで私は当初のご自宅の環境を覚えていた事から、自宅のリビングは前回お伺いした時よりも更にシンプルな環境になったと感じました。
そこでお客様は開口一番、「化学物質過敏症」だと仰っておりました。この化学物質過敏症は、タバコや香水などでも発症を引き起こし、体調不良になってしまうとの事ですので、これは過去に疑っておられた「電磁波過敏症」は実は化学物質過敏症であったという事が明らかになったそうです。
これをお読みになった方はどう思われるでしょうか、因みに私はアレルギー性鼻炎です。私もお客様と同じ様に夜に寝苦しい事もあり、息苦しい事もしばしばあります。
因みに化学物質過敏症の発症者は日本の成人だでも70万人おられるとの事ですので、決して少ない人数ではありませんので、他人事では無いということをご理解をご理解頂ければと思います。
予防としては、シックハウス症候群となりそうな物件の新築を避け(10年程度で建材から発症の元となる成分が薄くなるとのこと)、過度なストレスを貯めない事が重要と言われておりますので、現代社会において避けられないアレルギーから始まる原因を少しでも緩和できる生活を送れる事を願います。
参考サイト
化学物質過敏症支援センター
http://www.cssc.jp/