DDR5メモリはスマホに大きな革命をもたらしそう
tomshardwareの記事によると、サンフランシスコで開催されたISSCC(International Solid State Circuits Conference)で、韓国の半導体製造会社のSK Hynix社がDDR5メモリを発表したそうです。市場へは2020年からで、6.4Gbpsの16GB SDRAMメモリを搭載する予定との事です。
DDR5のメモリは容量と速度重視
皆さんが使っているパソコンやスマホには”メモリ”というものが必ず存在します。よくメモリは容量だけで判断されがちですが、パソコンに精通している人にっってはメモリの規格を非常に重要視するのがメモリそのものの処理スピードなのです。
今回のDDR5は、現在市場に出回っているDDR4に比べて2倍の処理速度があるとの事ですので、速度を求めるパソコンやMacまたはiPhoneでも積極的に採用されてゆくと思われます。
コストに関しては発表されておりませんが、16GBから販売を開始するとの事であれば2万円は覚悟したほうが良いかもしれませんね。初動の価格はどうしても高額になりがちになりますので、ハイスペック思考者向けの販売となりそうです。
私はこう思います
先日発表されたばかりのHuawei社の折りたたみスマホは29万円と高額ですが、それは折りたたみのディスプレイの技術やCPUのスペックを引き上げる事で成し得た事ではありますが、今後はDDR5メモリが登場次第、積極的に採用する流れになってゆくでしょう。
最近でニュースでも話題になっている内容で”Huaweiで開発した5G対応のスマホ”を巡ってアメリカが輸入規制を行うなど、国との間柄では悪化している様に見えますが、アメリカが中国の技術力を驚異に感じている事は間違いなく、今後は「規制を緩和」もしくは「そもそも規制しない」可能性も浮上しており、先日トランプ大統領のツイートから得た情報では”今後は友好な関係”として改善されてゆく事は間違いありません。
ここで伝えたい事は、中国や韓国での技術力の進歩は、今回のようなDDR5メモリの発表などがあると、アメリカのみならず世界中にとっても大きく影響する程の出来事という事です。半導体の進化が世界を動かしているという事実は皆様も一番理解している事だと思います。
今回のDDR5の発表は個人的にはかなり大きなニュースと感じており、スマホの速度向上には必要不可欠なモジュールですので、来年以降のスマホには必ず実装されてゆくと思いますので、カタログスペックはよく読んでから購入を決めると良いかもしれません。