パソコン用のメモリ(DRAM)が高騰中
日経新聞の記事にて「パソコン用DRAMが値上がり スマホシフトで品薄」という記事がありました。確かに9月に入ってからのパソコン用のメモリ価格の上昇には驚いております。記事によると「指標品であるDDR3の4ギガ」の価格を観ている様子で、6%程の上昇と言われており、これが実際にはどの程度の指数となるのか、旬なメモリではどれ程の価格上昇が起きているのか確認してみました。
DDR4のメモリが高騰中
価格.comでの最安値による販売推移グラフでは人気が一番となるDDR4メモリの価格は
2017年8月28日時点 : 14,844円
2017年9月6日時点 : 16,188円( +1,344円 )
となり、たった1週間で実質9%の値上げとなっておりました。BTOでパソコンを作成するにはメモリが不可欠です、個人で購入するにもこれらは冬モデルとなる家電量販店のパソコンにも影響がありそうですね。
秋の9月〜10月発売の新製品スマホの生産が原因
SamsungやAppleではこの時期「Galaxy8」や「iPhone8」など新製品を多数投入してくる時期で、これが出せば売れるドル箱商品です。利回りよりも、この時代では必要不可欠となったスマホは売れ行きは確約されたようなものですので、発売時期に300万台程用意しなければ一瞬で品薄になるAppleではかなりの時間をかけて事前に部品を大量に集めていると聞きます。年末の時期に向けてもしパソコンを買うのであれば従来ではモデルチェンジ時期の秋でしたが、最近では年末がおススメかもしれませんね。
また、これらの影響は法人企業に影響していることで、データセンター等のサーバー機にはかなり影響してくる問題であり、一定のメモリを買い付けたい企業が個人のメモリ市場価格の高騰まで後押ししている状況とも言えるでしょう。このPCやスマホ市場でインフラとなっているメモリは年々生産量こそ増えておりますが、それ以上に求められている時代、来年の夏は早めにメモリを買っておこうかと思います。