MacBook Airは利便性に長けているが
お客様で「MacBookAirをオークションで購入したのですが、その初期化をしてほしい」という内容がございました。そもそも、オークションの出品者が初期化を行うべきかと思われますが、販売後は音信不通となるケースがあるのがオークションやフリマの注意点となる訳ですが、今回はそれが問題ではありません。
今回の問題は根本的な所で、一言でMacBook Airと言っても販売されたモデルによっては、今後も使えるか明暗が分かれます。そこで今回お預かりしたモデルが2009年モデルとなり、既に10年が経過しようとしているモデル、これが少しだけ問題があるようです。
バッテリーが機能しない
今回の最大の問題としては「バッテリーが機能しない」という事。これはMacBookにとっては致命的な問題なのですが、これを知らされずに購入される方が多いのです。もしもこのバッテリーが機能しない問題を知らずに購入をした場合、どうなってしまうのかを考えて頂きたい。
MacBookは電源コードがマグネットとなっている「Magsafe」という規格なのですが、これがしっかりと固定されない所が便利であり不便な所。それがもしバッテリーが機能しない場合、簡単に電源コネクタが外れてしまった場合は電源が一瞬で切れてしまうのです。つまりMacBookとしてはバッテリーが機能しない事は「致命的な問題」として考えて頂きたいと考えるべきであって、これを知らされずに購入する側は被害者とも言えるのでは、と考えます。
リカバリも可能だが・・・スペック不足が懸念
そこで次の問題としてはMacBook Airは光学ドライブが搭載されていないという事。これでは対応しているインストールメディアがDVDで付属していても外付けのDVDドライブがないとインストールすら出来ません。更にAirの場合はUSBポートが1つだけとなっている事でインストールを行う作業が比較的困難となっています。
そして最後にメモリ不足によるスペック不足が一番のボトルネックとなる問題を忘れてはいけません。MacOSではWindowsに比べてメモリ消費量が大きい事からこの問題に悩まされる可能性が大きいということです。
つまり付属しているMacOSでしか動作させるしか方法が推奨される事から、時代に取り残されたMacを中古で購入した事になります。この内容を知って購入するんであれば問題は無いのですが、知らずに購入すいるという事は非常にキケンという事です。
私が考えるMaCの相場は10年が経過したモデルは5,000円前後と考えています。その値段を超える場合であっても相当状態が良い場合に限りますので、中古のMacの購入では不安を感じたら新品を購入される事をオススメします。