先日からPS5の販売価格が49,800円から79,800円と3万円の値上げとなりました。これにより転売屋が買い漁り、販売店舗も値上げ後まで塩漬けにするなど様々な物議を醸し出しているようです。
往年では値上がり後でもPS5でしかプレイ出来ないゲームがある事で止む得ないという判断に至っておりましたが、現在では殆どのタイトルがマルチプラットフォームに対応している事でPCでもプレイが出来る事から若者はゲーミングPCを購入している様子。
この値上げからPS5の購入を断念される事がより現実味を帯びてきた事から、同売価とまではゆかなくても、それに近い価格のゲーミングPCを制作するならば？と考えてしまいますよね。
そんな事から改めてPS5の性能を参考にゲーミングPCを構成してみたいと思います。
PS5の性能をPCで例えると？
まずはPS5の構成を見てみましょう。
CPU
PS5は、カスタムAMD Zen 2プロセッサーを搭載しています。これは、デスクトップPCでいうとAMD Ryzen 7 3700XやRyzen 5 3600のような性能に相当します。8コア/16スレッドの構成で、3.5GHzのクロック速度を持っています。
GPU
GPUはカスタムAMD RDNA 2アーキテクチャを採用しており、36ユニットで最大2.23GHzのクロック速度を持っています。PCでいうと、AMD Radeon RX 6700 XTやNVIDIA RTX 3060 Tiに相当する性能です。Ray Tracingや4Kゲーミングに対応するため、これらの中～高性能GPUと比較できます。
メモリ
PS5には16GBのGDDR6メモリが搭載されています。このメモリ容量と速度は、ハイエンドゲーミングPCでも一般的です。例えば、16GBのDDR4 3200MHzメモリや、それに近い高速メモリ構成が考えられます。
ストレージ
PS5のストレージは825GBのNVMe SSDで、非常に高速な読み書き速度を誇ります。PCでの比較対象としては、PCIe 4.0対応のNVMe SSD (例えばSamsung 980 Pro 1TB)が近いパフォーマンスを持っています。
現行のPCパーツでPS5を超える構成
次に、2024年9月4日現在のPCの構成及び価格をPS5と同等なモデルを確認してみたいと思います。これらはあくまでも参考であり推奨ではありませんので予めご理解を頂ければと思います。
CPU
CPUでは現状ではRyzen7 5700Xが一番コスパが良く、PS5がRyzen 7 3700X相当と考えればそれ以上の結果をもたらす事が可能。
GPU
GPUでは現状ではRTX4060が最も4万円台とコスパが良く、PS5がRTX 3060 Ti相当と考えると最低でもこの程度の構成は考えておきたい。
価格は高めだが、この構成を無くしてはPS5と対等、もしくは現状でのゲーミングPCと呼べるシロモノとならなくなるので外せないものとなる。
メモリ
メモリは安価に攻めるつもりはなく、余裕に32GBで構成で考えても8千円程度となる。これはPS5が16GBのDDR4 3200MHzメモリとするならばこの程度は入れておくと安心。
ストレージ
ストレージに関してはNVMe SSDは1TBを採用、読込速度は申し分なし。ですが個人的には2TBは欲しいところですが予算がオーバーしますのでギリギリの構成で考えると以下の商品となります。
ゲーミングPCの構成では、GPUのコストが予算を大きくオーバーしてしまいます。とは言え、Windowsはゲーム専用ではないという事を忘れずに、です
PS5以上の構成を求めるなら10万円オーバーに
上記の構成に加えてCPUクーラー、電源ユニット、PCケースなどを加えますので、ざっくりと金額を出しても12万円程度となります。
もちろん完全に自作となりますので、ここまでの価格で抑える事になりましたが実店舗で販売されている価格よりも3万円程安価で購入が出来る事になります(OSのライセンス料も含まれておりませんので注意)。
あくまでもSteamなどのゲーム専用機として考えるだけでなく、インターネットを使って検索を行いYouTubeやTwitchなどの配信を見ながら遊んだり、またゲームをプレイしていない時にはNetflixやPrime Videoを堪能するなど、PCでしか出来ない事が無限にありますのでコストだけでPS5と比較してはダメですよね。
個人的にはPS5でFF14を日課としてプレイしておりますが、もし買い換える際に今後は79,800円の価格帯であれば買い換えを諦めます。それはPS5を見捨てるという事ではありませんがコスパが・・・ねぇ・・・
そこでPS5の値上げを機にポータブルゲーミングデバイスという選択肢もありかと思いますよね、10万円程度で購入出来ますし。
こうみるとPS5のスペックは高く、当初49,800円で購入できた事が奇跡に感じますよね、79,800円は妥当なのかもしれません