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8年前のVAIOを分解してCPUファンなどの排熱箇所を清掃してみた【前編】

8年前のVAIOを分解してCPUファンなどの排熱箇所を清掃してみた【前編】

今日のブログは手抜き・・・ではなく、明日の記事を読んで「スッキリ」と思ってほしと思います。

先日お客様からお預かりしましたノートパソコンを眺めていると、長年使用されていた事から放熱ファンからの排熱処理が行われず、PCが負荷がかかると動作中に画面が真っ暗になってしまい再起動されてしまう問題が発生。

因みに、このパソコンはSONYのVAIO。国産ノートパソコンが全盛期の際はかなりの人気を博していたこれらの名機は、世の中にパソコンの魅力を伝えて頂いた立役者として、当初では一世を風靡するデバイス。

そんなVAIOですが、流石に10年近く動作をしていると流石に経年劣化が否めない状況となっており、今回はこのVAIOを開墾して放熱処理を改善してみたいと思いました。

CPUファンと放熱フィンの清掃

放熱フィン
埃で詰まっていた放熱フィン

まずはノートパソコンの開墾作業ですが、慣れている方でも往年のVAIOなどは少々大変、ネジを外すのにも背面だけではなく、前面のキーボードを取り外した底のネジを外してようやく開墾という流れになるのである。

これには少々骨の折れる作業なのですが開墾が行えた時の達成感はやってみた方でないと得られないものです。

開墾を行えば残りは放熱させるフィンとCPUクーラーとヒートシンクを取り外し、綺麗に清掃すれば良いだけのことなのですが、清掃するにはそれなりにこだわりが出てくるものです。

今回は上記の写真のような埃がびっしりと詰まっている放熱用のフィンが原因でしたが、以下の画像のCPUファンも分解してグリスアップも平行して行うことで静穏性が高まると思い実施しました。

CPUファン

続いてCPUファンの軸にグリスアップを行うため、羽の箇所を取り外してこの部位を超音波洗浄器にかけてピカピカにしてからの施工を行います。

CPUファン
CPUファンの軸

これでCPUファンと放熱フィンの箇所はしっかりと清掃をして、乾燥させた後にグリスアップを行いたいと思います。

CPUとGPUとヒートシンクのグリスを除去

そしてヒートシンクとGPUとCPUのがちがちになったシリコングリスを無水エタノールで拭き取れば除去できるのですが、このグリスはなかなかの強敵です。

ヒートシンク
CPUとGPUのヒートシンク

CPUとGPUにもカッチカチとなったシリコングリスが塗られており、これも無水エタノールでティッシュなどに湿らせて除去してゆきます。

CPUとGPU
CPUとGPU

本来であれば一拭きの作業なのですが、何度も言うように「カッチカチ」となったシリコングリスは無水エタノールなどで湿らせながら爪で軽く削り取る作業に近く、途中諦めて緩くなるまでエタノールを浸すように放置してこの日は終了となりました。

次回はこのアフターの様子をお見せいたしますが、果たして排熱処理は改善されるのでしょうか。しっかりとCPUとGPUにグリスを塗り込み、CPUファンのグリスアップを行い、排熱フィンの掃除を洗浄を行なった様子をご覧いただければと思います。

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