日々活用している生成AI機能は、主にChatGPTで業務における報告書の校正や診断書の記載案を生成することが多くなっており、このような補助的な要素は個人事業主にとって必要不可欠な時代へとシフトしてきています。
実際、ご来店されたお客様の診断結果に基づく報告書を提出する際には、以前はかなりの時間を要していました。しかし、生成AIのおかげで数分で作成できるようになり、文章の誤字脱字の修正はもちろん、文面までもがAIによって作成される良い時代を迎えています。
ちなみにChatGPTには、有料プランとして「ChatGPT Plus」があります。この利点としては、一度に出力する文字数の上限が増え、画像生成までもが行えるようになることが挙げられます。そのため、私はこれまで月額2,900円前後の費用を支払って課金していました。秘書を雇うことを考えれば、かなり安価ですし、なによりも日常的に活用できてメリットを考えれば、意識して利用すればあっという間に元が取れるものだと考えていました。
ChatGPT Plusを解約しGemini Advancedに乗り換えた理由
そんな重宝していた「ChatGPT Plus」を先日あっさりと解約したのは、Googleが提供する有料プランの「Gemini Advanced」の存在を知ったからです。
それぞれの特徴をまとめると、
- ChatGPT: 会話、文章生成、質問応答、コード生成、クリエイティブなテキスト制作など、幅広いタスクに使用できます。
- Gemini: より検索エンジンに密接に連携しているため、リアルタイム情報提供や検索体験の向上、Googleサービスとの統合が重視されています。Geminiは、Google製品(Google検索、YouTube、Gmailなど)と強く連携する予定です。
となり、文章生成に長けているChatGPT、情報収集に長けているGeminiという位置付けで考えれば、ユーザーの用途としては主にChatGPTに軍配が挙がると思われます。
しかし、私がGemini Advancedを選んだ理由は、ChatGPT 4相当(もしくはそれ以上)の機能を備え、2TBのGoogleドライブのストレージ容量が付与される特典に魅力を感じたからです。
「結局はAIの使いやすさではなくてストレージ容量の確保かよ」とツッコまれるかもしれませんが、悲しいことに私はGmailのデータに10GB程度、フォトに60GB程度のストレージ容量を使用しており、230円で課金していた容量がそろそろいっぱいになってしまう危機感を感じていました。
そこで、ChatGPTに2,900円前後の使用料金を支払っていることから、この費用をGemini Advancedに変更することで、ストレージ容量を2TB確保するだけでなく、生成AIの機能も継続して利用できるという、なんとも浅ましい理由から鞍替えを行ってしまいました。
Gemini Advancedを選んだ理由
もちろん、ストレージ容量だけがGemini Advancedを選んだ理由ではありません。
Gemini Advancedには、ChatGPT Plusにはない魅力的な機能が備わっています。例えば、 マルチモーダル対応 です。これは、テキストだけでなく、画像や音声など、様々な種類のデータを組み合わせて処理できることを意味します。これにより、より複雑で高度なタスクをこなすことが可能になります。また、 強化されたコーディング機能 も魅力です。
Gemini Advancedは、コードの生成、デバッグ、解説など、プログラミングに関する様々なタスクを支援することができます。
さらに、 Googleサービスとの連携強化 も大きなメリットです。Gmail、Googleドキュメント、Googleスプレッドシートなど、普段使い慣れているGoogleサービスとシームレスに連携することで、作業効率を大幅に向上させることができます。
これらの機能に加えて、2TBという大容量のストレージが利用できる点を考慮すると、Gemini Advancedは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
Gemini Advancedの使い心地
そのGemini Advancedですが、ChatGPTと違って柔軟性が足りないように感じ、どちらかと言えば機械的な印象を受けました。対話ではなく具体的な命令を行わなければ行動してくれない、というのが所感です。
もちろん、使っているうちにどんどんと進化していくと思いますが、GeminiにはChatGPTの機能以上に素晴らしい様々な機能が備わっています。
image3: 最新の画像生成AI
例えば、「image3」という最新の画像生成AIが発表され、流れが変わりつつあります。
image3は、従来の画像生成AIよりも、より高画質でリアルな画像を生成することができ、さらに、ユーザーの指示に合わせて画像を細かく調整することも可能です。例えば、「アイドルのようなヘアスタイルの美しい日本人女性が、作業場で微笑みながらコンピュータを分解している」といった複雑な指示にも対応することができます。
具体的な例として、以下のような画像を生成することができます。
入力プロンプト内容 : A beautiful idol-like Japanese woman is laughing and repairing a computer in a computer repair store.
因みに上記と同じプロンプトの内容でChatGPTの「DALL·E」を使うとこのような画像が生成されました
手がパソコンにめり込んでるし怖いよ!!!
このように、image3は、クリエイティブな表現の可能性を大きく広げる画期的な画像生成AIと言えるでしょう。
ChatGPTとGemini Advancedの比較
機能 | ChatGPT | Gemini Advanced |
---|---|---|
文章生成能力 | ◎ | ○ |
情報収集能力 | △ | ◎ |
マルチモーダル対応 | △ | ○ |
コーディング機能 | ○ | ◎ |
Googleサービスとの連携 | なし | ◎ |
ストレージ容量 | なし | 2TB |
画像生成AI | DALL·E | image3 |
これらの点を考慮すると、Gemini AdvancedはChatGPT Plusよりも、より幅広い用途に対応できるAIサービスと言えると感じます。
当面はこのGemini Advancedを活用してゆきたいと考えますがChatGPTは無償版でも使えますので、文章生成の比較として都合の良い用途で活用してゆきたいと思います。
なんか芦田〇菜に似てるけど・・・すごい!!