昨年ハードディスクからデータを復旧したのですが、先日そのデータ(フォルダ)の一部が開く事が出来なくなっているとの報告を頂きました。
そこで実際にその復旧したデータを再解析をしてみてみましたが、これが意外な事にファイルは破壊されておらず、復旧ソフトで確認を行った後には正常にデータが閲覧出来るようになったのが不可解な事態。
この理由は様々で、データが取り出せたとしても失敗しており整合性が崩れている可能性、復旧したデータそのものにウイルスやマルウェアに感染している可能性、そしてこれらのデータ復旧ソフト自体にバグがある可能性が考えられます。
これらの問題が発生した際には、ファイルツリーを手動で再構築し同じディレクトリとは少しだけ事なる環境を構築した状態でファイルだけをコピーをする事で、記録されているか定かではない状況ではディレクトリが破損している問題だとすれば解消されるはず、とお伝えしました。
このように破損したハードディスクのデータは復旧が行える状態で成功したと思えても、復旧したデータは必ず予備に数点のハードディスクに保管される事を強くおすすめしたい内容ではあります。
データは物理的ではなくフォーマットやゴミ箱に捨てるなどの論理的に消えてしまう事もあります。この場合、復旧者としてはどう消えたのかは予測が出来ても整合性は予測が付かない事から、今後のご案内に付け加えなければならない事案として控えておこうかと思います。