「パソコンからプリンタに印刷が出来ないんだよね」
そんな一言から、パソコンの診断を行ってから気が付けば1日が経過してしまいました。
理由はプリンタ構成情報の破損(クラッシュ)であり、このような問題となった場合はプリンタはパソコンと接続されていたとしても、プリンタが表示されず永遠とプリントが出来ない問題が解消されないままとなっていたようです。
これらはドライバの再インストールを行っても無理、ドライバを削除しても無理、ここまでくると自身で色々試して問題点を特定すれば解消されるとは思いますが、それはあくまでも自身でお使いのパソコンでのお話であって、お客様の環境ではどれだけ適切にご説明が行えても「再度起こった時にはどうするの？」という状況になる前に、クリーンインストールを行う場合があります。
もう少し詳細に書きます。
突貫作業で改善される作業は決して最善ではなく、火の粉に息を吹きかけるような対処にもなり得る可能性は否定は出来ません。そのような状況において原始的ではあるものの、OSを一掃するという発想も備えておくべきだと過去に学だのです。
大まかに、修理屋は「また問題が起きた時は再度お持ち下さい」と言い、問題を先送りしている行動は、再び問題が起こった際にはそれ以上の最善の方法を考える必要があるのですが、このような場合となった際にまともに改善された記憶がありません。
OSのクリーンインストールのご提案を行う理由はこのような背景があり、なによりも既存のOSを長期間お使いになるという事は原因不明の不具合も、少しずつですが蓄積されているという意味合いもあります。
結果として動作も速さを取り戻し、正常に印刷が行えるようになったお客さまのパソコン。
この記事を書いているのは年末という事もあって、年賀状シーズンでのパソコンのトラブルは修理業者にとっても繁忙期とも言える程までに増える時期でもあります。
改めてパソコンは適度に電源を入れて欲しいと願うばかり、アップデートの蓄積はスマートフォン同様に一気にではなく適度が一番安定しますからね。
